学校見学は何校も行かなくてはなりません 。その都度パンフレットやプリントをもらいます。
いざ志望校決定で振り返るとき、学校の三者面談で話すとき、全部のパンフレットを出すのは大変ですし面倒くさいです。ならば!1冊のノートに自分で気になることを書き留めてのがおススメです。

ノートに書き留めることのメリットは「情報の一元化」ができることです。さらに、ノートに書くことは記録(きろく)にもなりますが、確実に記憶(きおく)にも残ります。志望校が決まるのは、いくつも学校を見に行った後なのです。「あの学校のあのときの話・・」となったとき、時系列で並んでいれば探すにもそれほど困りません。

実際、次女の志望校にした学校は、中2の秋に見学に行った学校でした。その時はまだその学校にそれ程思い入れがなく「じゃあ、行ってみるか」という気持ちで行ったのです。その時はそんな思いでも、結局中3の4月に志望校を決められる決め手になったのです。志望校が早く決まってよかった、その時の話をメモに取っておいたことが記憶の助けになった、というのが正直な感想です。

メモする力は、情報を統合する力です。学校説明会に行ったときにせっせとノートに取っていると、子供もそのうち真似するようになります。長女が中3のとき、仕事で行けなかった高校見学会があったのですが、メモをお願いしたらちゃんと取ってきてくれ、とても嬉しかったことを覚えています。紙のデータベース、案外捨てたもんじゃありません。

学校見学は、子供と出かけられる数少ない大義名分

学校見学のある夏休みは、制服の中2・中3の子とお母さん・お父さんのセットをよくホームで見かけます。「あ、学校見学行ったんだな」と分かります。

高校に入学すると、親子で出かける機会はめっきり減ります。そもそも中学の時点でも子供と一緒にどこか出かけることは、小学校のころに比べたらめっきり減っているというご家庭も多いと思います。子供と出かけられる大義名分が学校見学なので、せっかくなので楽しんじゃましょう!

堀田 馨