お子さんを持つ方からいただく相談で多いのが、「スマホやゲームはどこまでやらせてもいいか」。良し悪しは一概にはいえませんが、私はあまりおすすめしません。

スマホやゲームは会話を生まないので、アウトプット力を鍛えるには不向き。座りながらや寝転がりながらの操作も、脳と体にいい影響を与えません。脳に好影響を及ぼすのは「休息」「睡眠」「運動」「自然」とされており、1ヶ月に5時間以上を自然の中で過ごすとストレスが解消されるという研究結果も出ています。

子どもを自然の中に連れていくと、勝手に創意工夫してオリジナルの遊びを生み出します。それは脳にとってなによりのトレーニングになります。1ヶ月に5時間であれば、週末などを利用すれば難しくないと思いますので、ぜひ積極的に連れ出して「スマホやゲーム以上におもしろいことがある」という体験をさせてあげてください。

これからの時代、言われたことをやるだけのインプット型の仕事は価値がなくなり、徐々に消滅していくでしょう。戦略や手段を自分で考えて行動するアウトプット型の仕事は、職種に関わらず生き残っていくはずです。自分の力で未来を切り拓いていける大人へとお子さんを育てていくために、好奇心と集中力を養い、アウトプット力を鍛えるサポートをしてあげてほしいと思います。

 

 

学びを結果に変えるアウトプット大全』 サンクチュアリ出版 (著)樺沢紫苑

 

 

 

 

サンクチュアリ出版