男女共にお一人様高齢者は増加の一途ですが、例えば1980年では男性が約19万人で女性が約69万人という数字でしたので高齢者が人口に占める割合としては男性4.3%で女性11.2%でした。しかし、内閣府の2016年高齢者の経済・生活環境の調査結果によれば、2010年には男性が約139万人で女性が約341万人となっていますので、ここ30年間で約2倍に増加していることになります。
そこで2017年版高齢社会白書(内閣府)を見ると、家庭にゆとりがあると答えた世帯はわずか8.7%で、ゆとりはないが何とか暮らしているが21.7%で、ゆとりがなく心配と答えた世帯は34.8%となっています。この事から
7割近いお一人さま高齢者は苦しい生活を送っている現実がわかります。
特に女性の場合は男性と比べると平均寿命が長いので、お一人さまで過ごす期間も長いです。なので、若いうちから老後資金対策はできるだけ早く取りかかっても早すぎることはないように思います。
佐々木 泉二