貯金を増やしたい一心で節約に取り組んでいると、つい「あれもこれも」と出費を抑えたくなりますよね。一見素晴らしい取り組みのようにみえますが、この「がむしゃらに節約する行為」には大きな落とし穴があるのです。

知らないうちに、お金では手に入らないものを失ってしまった…なんてことにならないためにも、「やってはいけない節約」を知っておきましょう!

間違った節約の事例

まずは普段の生活を振り返り、間違った節約をしていないかチェックしておきましょう。「もったいない」という気持ちを優先し、以下のような節約をした経験はありませんか?

自分磨きを諦める

知識やスキルを身につけるには、ある程度の出費も伴います。習いごと代や書籍代などが惜しく感じることもあるでしょう。

しかし、スキルアップは自分の可能性の拡大に繋がります。せっかくの伸びしろを、節約によって無駄にしてしまうかもしれません。

習いごとを1つだけ続ける、図書館で手に入らない書籍だけ購入するなど、ルールを設けてみるものもおすすめ。貯金のために自分磨き自体を諦めるのではなく、無駄だと感じる部分だけを抑えるようにしておきましょう。

プレゼント代をケチる

人への贈りものは、贈り主の品格を示しています。どうみても安物のプレゼントを受け取った相手は、「そういう人なんだ」「もうこの人とは距離を置こうかな」と悪い印象をもってしまうでしょう。

商品だけでなく、ご祝儀などの金額も同様です。人間関係に悪影響を与える可能性のある節約は、できるだけ避けておきましょう。

「貯金」と「貯蓄」の違いを知ろう

ここまでに何度も登場した「貯金」という言葉ですが、「貯蓄」とは違った意味を持っているのをご存じでしょうか。総務省は、「貯蓄」に当てはまる項目を以下のように定めています。

・ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金

・生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄

・社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄

ご覧のように、「貯蓄」には有価証券をはじめとするリスク資産も含まれています。「銀行口座に貯金をしているだけ」という方は、「貯蓄」という枠組みを意識し、お金に関する視野を広げてみましょう。

お金を増やすステップとは