夫婦のどちらかが家事・育児に専念する専業主婦(主夫)世帯より、共働き世帯が増加傾向にある昨今。お互いが忙しいため、夫婦が一緒に過ごす時間が減少しているとの指摘もあります。
その一方で、夫の定年退職を機に「夫源病」になる妻や、何をするにもついてくる「濡れ落ち葉亭主」に困る妻など、老後に突然夫婦の時間が多くなり困っている人もいます。
老後2000万円問題などから、仕事を少しでも長く続けることも選択肢の1つとなっています。しかしそれは夫婦関係を良好に保つ方法でもありそうです。
良好な関係を保つ夫婦が多数!
旅行サイト「エアトリ」を運営する㈱エアトリが、20~70代の既婚男女1076人を対象に「夫婦関係に関する調査」を行いました。
これによると、「とても良い」「やや良い」は結婚年数が浅いほど高く、「普通」は年数を経るごとにやや増加する結果となりました。
しかし、「とても良い」「やや良い」「普通」を合算した割合は、全年数において9割を維持しており、大半の夫婦の関係は良好といえそうです。
「やや悪い」「とても悪い」は、結婚年数「5年未満」は2.3%ですが、「15年以上20年未満」になると11.3%に増加しています。その後も35年未満まで10%を維持しており、「普通」が「5年未満」で15.9%であるのに対し、「30年以上35年未満」は44.8%に上昇しています。
やはり結婚年数が増えるにつれ、「恋愛」感情よりも「家族」という意識が強くなりやすく、すれ違いや価値観の相違などで仲が悪くなることもあるのかもしれません。