その後子どもが5歳になったとき、体操教室に通い始めました。その体操教室は子どもが通う幼稚園と連携しており、例年、年中児のほとんどの子が通い始めます。そのせいか、本人からは「やってみたい!」と前向きな言葉が出てきました。体験をしてみた結果、迷わず「入会」に。6歳になった今でも楽しそうに通っています。

ダンス教室は続けられなかったのが体操教室に通い続けられるのは、幼稚園で普段遊んでいる友達が教室にたくさんいることと、指導に当たる先生が楽しいことが理由だと思います。

他にも、仲のいい友達の親同士で話し合い、習い事を決めて一緒に行く方法もあります。1人で習い事をするより友達と一緒に通った方が子どもにとっては心強いのかもしれません。

本人の適性を見て習い事を提案してみる

子どもが年長になったとき、そろばん教室の体験に行きました。筆者はそろばんを習った経験がありませんが、子どものときに習ってみたかったことと、そろばんを習っていれば学校で必ず役に立つだろうと思ったからです。

年少のころから通信教育を続けていて、座学での勉強に慣れているのでそろばんも向いているのではと思い、軽い気持ちで体験に行ってみました。

その結果、「楽しかった。また行きたい!」と嬉しい感想をもらうことに成功。一緒に通っている友達はいませんが、受講中はそろばんやドリルに集中しているので友達がいなくて大丈夫だと本人は話しています。

親も子も納得のいく習い事を選ぼう

子どもが0歳、1歳など言葉をうまく話せないうちから習い事を始める方もいらっしゃるでしょう。ただ、会話ができないうちは本人から直接感想を聞けないため「習い事を楽しんでいるのかどうか、本当は嫌々ながら通っているのではないか」と不安になるかもしれません。

子どもの才能を伸ばすために、できるだけ早いうちから習い事をさせる方法もありますが、子どもが自分から「やってみたい!」と口にするようになってからでも遅くはないと感じています。

習い事を選ぶ際には、「子どもが楽しく通えること」を優先して選んでみてはいかがでしょうか。ぜひお子さんの習い事選びの参考にしてみてくださいね。

林 加奈