新年度が近づくと、「仲のいい友達と一緒のクラスになれるかな」「苦手な子と同じクラスだったらどうしよう」といった不安に感じやすくなります。そんなときは、「クラス替えが心配なの?」と穏やかな口調で聞いてみましょう。親が気にかけてくれると、それだけで子どもは安心するはずです。

ポイントは、「クラス替えがあるけど大丈夫よね?」と前向きな表現をしないこと。もし不安があったとしても、このような聞き方だと「うん、大丈夫」と答えてしまいます。

また、「あの子と一緒のクラスだといいよね」と一方的な期待をする、「あの先生が担任だったらイヤだね」と悪口をいう、「まだクラス替えが気になる?」と何度も聞くといった行動は控えておきましょう。子どもの考えを偏らせてしまう、期待外れの結果がと落胆させてしまうといったリスクがあります。

「クラス替えがイヤだ」という子には、クラス替えがもつ意味を教えるのもおすすめです。「新しいクラスの子と仲良くなれたら、この先どんな環境でも対応できるよ」といった説明をするのもいいですね。クラス替えに対する受け取り方が変わることで、不安が和らぐかもしれませんよ。

まとめ

学校生活に不安があると、子どもたちは「自分の居場所がない」と思ってしまう傾向にあります。そんなときは、親が居場所を用意してあげることが大切。学校だけにこだわらず、子どもにとって居心地がいいと感じる場所を探してあげましょう。

LIMO編集部