相場動向まとめ
2016年2月19日のTOPIXは前日比▲1.5%下落。東証一部全銘柄で、値上がりは380社、値下がりは1,471社、変わらずは88社でした。米国市場や原油先物市場の上昇が一服し、やや円高が進んだため、電子部品関連は利食いの対象となりました。一方、金利低下の恩恵が期待される不動産、鉄道関連が物色される動きが見られました。
上がった株
ユー・エス・エス(4732)は前日比+7%上昇。中古車オークション会場運営大手。外資系証券会社による投資判断の引き上げが好感されました。
東京建物(8804)は前日比+5%上昇。不動産大手。外資系証券会社による投資判断の引き上げが好感されました。本日は、東急不動産ホールディングス(3289)、住友不動産(8830)などの他の不動産株も上昇しました。
東京急行電鉄(9005)は前日比+3%上昇。私鉄大手。個別材料はありませんでしたが、本日は小田急電鉄(9007)、東武鉄道(9001)、西日本旅客鉄道(9021)などの鉄道株も上昇しました。
下がった株
日本写真印刷(7915)は前日比▲17%下落。産業・電子関連の特殊印刷。2016年2月18日にユーロ円建て新株予約権付社債を200億円発行すると発表しており、株式の希薄化懸念から売られました。
トレンドマイクロ(4704)は前日比▲14%下落。セキュリティソフト大手。2016年2月18日に発表された2015年12月期決算実績及び2016年12月期会社予想ともに市場コンセンサスを下回ったことが嫌気されました。
アルプス電気(6770)は前日比▲6%下落。電子部品大手。個別の悪材料は見当たりませんが、円高の進行によりTDK(6762)、村田製作所(6981)などの電子部品大手が売られました。
【2016年2月21日 投信1編集部】
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LIMO編集部