漫画家の祭さんは、大明神さんと、小明神さんという2匹のチンチラさんと暮らしています。
以前(第5話 賢いネズミの扱い方)でも紹介したように、「チンチラ」は、人間の言葉を理解し、芸を身につけるほどの賢い動物。大明神さんと小明神さんも、祭さんの言葉は、きちんと理解ができている様子です。
しかし、それとこれとは話が別なのでしょうか?小明神さんだけは、少々空気が読めないところがあって…。
ある日のこと。水を飲んでいる大明神さんに、「ねーねー」とすり寄っていく小明神さん。大明神さんが、飲み終わるのを待てばいいのに、水を飲んでいる間中、小明神さんは大明神さんにぐりぐりと身体を押し付け続けます。とうとう我慢の糸が切れた大明神さんは、小明神さんに怒りの咆哮!
そして別の日。チンチラさんたちの散歩中に、祭さんが仕事の電話をしなくてはいけなくなったときのこと。「静かにしていてね。」とお願いしたときに限って、急に雄叫びをあげる小明神さん。しかも、叫んでテンションが上がったのか、部屋中を飛び回りだし、うるさい事この上ない。電話相手の「元気ですねえ。」の言葉に、祭さんは「すいません。」と平謝り。
空気は読めないけど、天真爛漫といえば、天真爛漫なのかなあ…。
とりあえず、「そこも小明神さんの可愛いところ。」と納得をし、きょうもチンチラさんたちのお散歩タイムをはじめる祭さん。大明神さんと小明神さんが自由に動き回る横で、クッションにもたれかかって、スマホを操作していたところ、足がビリビリ…。「ああ、しびれてきちゃった。」と思い、足元にいた小明神さんに「今、足にさわらないでね~。」と声をかける祭さん。すると、小明神さんはふわりと飛び上がり、お約束のアレを…?!
天然なのか?実は空気が読めているのか?それとも大阪生まれだから?小明神さんの珍しく空気を読んだ(?)行動に、今回だけは、ちょっと怒りを感じずにはいられない、でもそんな小明神さんを愛しく思う祭さんなのでした。
【マンガ記事】チンチライフ!
チンチラの大明神と小明神、そして漫画家の祭さんの3人(?)が織りなす、ドタバタな毎日。チンチラって何?という方から、チンチラの飼い主さんまで、初めて情報からディープなチンチラ情報まで、楽しくお伝えしていきます。