2026年4月13日から19日は「科学技術週間」です。

「科学技術週間」は、科学技術について広く一般の方々が理解と関心を深め、日本の科学技術の振興を図ることを目的として昭和35年2月に制定されました。

毎年4月18日の「発明の日」を含む1週間(月曜日に始まり日曜日に終わる)は「科学技術週間」と定められています。

また、この期間にあわせて文部科学省が毎年発行する「一家に1枚」ポスターは、2005年の第1弾発行から20年以上の歴史を刻んできました。

そこで本記事では、記念すべき9枚目の「鉱物-地球と宇宙の宝物-」(2013年度)のポスターについて、その内容を詳しくご紹介します。

なお、このポスターは、日本鉱物科学会からの企画が選考されました。選考委員会のメンバーは、石井雅幸さん(大妻女子大学家政学部児童学科准教授)、北村文昭さん(科学ジャーナリスト)、森田由子さん(日本科学未来館 科学コミュニケーション専門主任)、湯本博文さん(学研科学創造研究所所長)です。

※諸先生方の肩書きは当時のものです。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【一家に1枚「鉱物-地球と宇宙の宝物-」】鉱物の謎に迫るポスターが登場

今回ご紹介するのは「鉱物-地球と宇宙の宝物-」ポスターです。

『一家に1枚』シリーズポスターの第9弾である「鉱物-地球と宇宙の宝物-」は、身近な鉱物から宇宙の成り立ちまでを学べるポスターです。

ポスターの見どころについて詳しく解説します。

1.1 「鉱物-地球と宇宙の宝物-」ポスターの見どころ①:鉱物とは何かをわかりやすく解説

ポスターでは、「鉱物」について詳しく説明しています。

宝石などでおなじみの鉱物は、子どもだけでなく大人にもあまり知られていないのが現状です。

そこで、鉱物の多様な側面をわかりやすく写真を使って紹介。美しい写真と、専門研究者による最新の研究成果を反映させた解説を掲載し、鉱物をわかりやすく解説しています。

ポスターの約4分の3に、鉱物が生成する主な場所である地球と、地球の原材料であったかもしれない小惑星、そして太陽系外の原始恒星系に似た場を背景に配置。いろいろな鉱物を紹介するコラム、鉱物の性質を解説するコラム、鉱物にまつわる先端的研究を紹介するコラムを掲載しています。

1.2 「鉱物-地球と宇宙の宝物-」ポスターの見どころ②:鉱物を身近に感じられるように図を使って解説

ポスター内のコラム「いろいろな鉱物」では、系統分類学にのっとり単純化した区分をおこない、際立った美しさを持つ鉱物22種を紹介。

鉱物に欠かせない結晶という性質、鉱物の多様性を増す理由の一つ鉱物の色の2点を、コラムで解説しています。

また、地表付近での生命活動によって作り出される鉱物、地球の何千kmという深部領域の研究、無人小惑星探査と探査機が持ち帰った宇宙物質、太陽系外から見つかる鉱物という四つの要素もコラムとして紹介しました。

1.3 「鉱物-地球と宇宙の宝物-」ポスターの見どころ③:鉱物を身近に感じられるように見やすいデザインや工夫で紹介

そして、ポスターの残り4分の1では、鉱物と私たちの暮らしのかかわりをビジュアルで解説しています。

われわれの生活には、さまざまな工業製品が欠かせませんが、さまざまな金属・非金属素材を用いて作られたものです。

それらの素材を作るために、原料としての鉱物が欠かせません。ただ、どうやって鉱物から素材を得ているのか、多くの人が知らないところです。

そこで、ポスターでは人類が現代まで、鉱物を使ってどのように生活を便利に変えてきたのかを要約。さらに、今後の鉱物利用で、開ける未来の生活を紹介しています。

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文部科学省科学技術週間「一家に1枚」

vvoe/shutterstock.com

いかがでしたでしょうか。

「鉱物-地球と宇宙の宝物-」は、詳しく知らない人が多い鉱物について、わかりやすく解説する貴重なポスターです。

ポスターは、文部科学省の「一家に1枚」ホームページからダウンロードできるようになっています。

ぜひ印刷して掲示し、眺めて、学んで、科学のたくさんの魅力を発見してみてください。

2. 【科学技術関係費用】令和8年度の科学技術関係予算は約6兆3332億円

内閣府科学技術・イノベーション推進事務局が2026年3月に公表した「科学技術関係予算令和8年度当初予算案令和7年度補正予算の概要について」によると、令和8年度の当初予算案では、科学技術関係予算は、約6兆3332億円で、前年度比で約25.3%増加しています。

また、科学技術予算の過去の推移を見ると、基本計画の投資規模は約30兆円の範囲で推移し、実績額はそれを上回る約43兆6千億円に達しています。

現在を含む、第7期の投資期間中においては、予算額が大きく増加し、長期的な投資計画に基づく支出が進められています。

参考資料

LIMO編集部