子どもたちが公園で遊び時はじめたり、保育園や幼稚園に通い始めたりすると、交友関係の幅はグンと広がっていきます。それは何も子どもだけ、というわけではありません。ママたちも、一緒に遊んだり、話をしたり、お互いの家に行き来したり…いわゆる「ママ友関係」がスタートします。

色々なママとお付き合いしていくと、「あれ、なんだかうちは周りと違うかも…」と思うことがあるかもしれません。そんなとき、黙って周りにあわせるのか、「うちはこうだから」と我が家のスタイルで行くのか、果たしてどちらが正解なのでしょうか?

■自分が厳しすぎるのかな…

3歳の女の子を持つAさん(30歳)は、最近近所の公園で仲良くなった5人組のママ友グループができたのだそうです。
子どもはみんな同級生、ママの年齢も近いことから意気投合。毎日公園に集合し、楽しく過ごしています。

仲良くなって3ヶ月くらいたったころ、ひとりのママが「よければ明日、公園で遊んでからうちでランチしない?」と提案してくれたのだとか。子どもはもちろん、Aさんも大喜び。子どものおやつに、とAさんはマフィンを焼いて持参することにしました。

Aさんはもともとお菓子作りが趣味。子どもには手作りのおやつを食べさせること、幼稚園にあがるまでチョコレートやアメ、グミなどは食べさせないこと、を家庭のルールとして決めていたそう。しかし、ママ友さんの家におじゃましたとき、Aさんはびっくり仰天。他のママたちはチョコレートやグミを持ってきており、子どもたちも当り前のようにそれらに手を伸ばしていたのです。
当然、Aさんの娘もみんなと同じものを食べたがります。でも、食べさせたくないAさん…。心の中でずいぶん葛藤し、「今日だけなら」と娘に食べることをOKしてしまったのだそう。

「すごいね、マフィン手作りなんて!こんなの一生子どもに作れないわ」
「私、お菓子だけじゃなくて料理も作れないから、旦那が夕食要らない日は、娘とふたり、スーパーのお惣菜よ」
なんて話しているママたちにモヤモヤしたAさん。

Aさんは子育てにおいて「食」は非常に大切である、と考えています。可能な限り添加物の少ないものを食べさせてあげたい。手間がかかってもいい、できるものは手作りしたい、と思っているAさんは、他のママたちとの食に対する価値観の違いを痛感。なんとなく他のママのお家におじゃまするのに気が進まなくなり、あれこれ理由をつけては断るようになってしまったそうです。

ときに、公園でひと遊びした後、メンバーの家でランチやお茶をする他のメンバーをしり目に、ひとり家路へと向かうAさん親子。「もっと一緒に遊びたい!」と泣く娘の姿をみると、「これは自分のエゴなのでは…」と思ってしまうときもあるようです。

■自分の中での線引きを決めて