2. 600万円超を稼ぐのはどんな職業・年代の人か

年収600万円を超える人は、どのような仕事や年代に多いのでしょうか。公的統計を見ると、まず大きいのは年齢差です。

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、男性の一般労働者の賃金は年齢とともに上がる傾向があり、55~59歳で44万5600円とピークを迎えています。

20~24歳は24万5700円であるため、年収600万円超に届きやすいのは、やはり30代後半から50代にかけての中堅・ベテラン層といえそうです。

性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差2/3

性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差

出所:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」

また、どの業種で高い賃金水準に届きやすいかを見ると、2025年の男女計では、「電気・ガス・熱供給・水道業」44万4000円が最も高く、次いで「学術研究,専門・技術サービス業」44万300円となっています。

「金融業,保険業」も43万7000円と高い水準にあり、全産業平均の34万600円を大きく上回っています。

さらに年齢階級別にみると、金融業・保険業の35~39歳は「44万8700円」、40~44歳は「49万4100円」となっており、比較的早い段階から高い賃金水準に届きやすいことがうかがえます。

産業、年齢階級別賃金及び対前年増減率3/3

産業、年齢階級別賃金及び対前年増減率

出所:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」

加えて、企業規模による差も明確です。

企業規模別では、男女計で大企業の賃金が38万5100円、中企業が32万6200円、小企業が30万5600円で、男性でも大企業のほうが高い水準です。

つまり、ひろしに近いサラリーマンの全体像としては、「30代後半以降の正社員」「大企業勤務」「賃金水準の高い業界に属する人」といえるのではないでしょうか。