ダイハツ工業株式会社は、2026年3月26日、自社ブランド3車種とトヨタ・スバルブランド2車種の計5車種でリコールを発表しました。対象車数は約40万5000台。カウルルーバーの不具合ために制動力に問題が生じる可能性があるとのことです。
1. 【リコール/ダイハツ】計5車種・約40万5000台が対象
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出所:ダイハツ工業株式会社
1.1 対象車種
- ダイハツ「ムーヴ」「ウェイク」「ハイゼット キャディー」
- スバル 「ステラ」
- トヨタ 「ピクシス メガ」
1.2 製作期間の範囲
- 平成28年9月22日~令和5年6月21日
1.3 対象台数
- 40万5963台
1.4 不具合の部位
- カウルルーバー
1.5 対応方法
- 全車両、ブレーキブースタを点検し、いずれかの改善措置を行う
1.6 対応開始日
- 2026年3月26日
1.7 連絡先
- ダイハツ工業株式会社 ダイハツお客様コールセンター
2. 【リコール/ダイハツ】不具合箇所は「カウルルーバー」
今回発表された不具合箇所は「カウルルーバー」です。
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出所:ダイハツ工業株式会社
車体への組付け指示が不十分であったため、止水シール部から雨水などがブレーキブースタに滴下するケースが確認されています。
放置するとブレーキブースタに錆が発生し、そのままの状態で使用を続けると、錆が早期に進行して、最悪の場合、ブレーキブースタに穴があき、ブレーキペダルの操作力が増大して、制動距離が長くなる恐れがあるとのことです。
同社は、全車両でブレーキブースタを点検し、状況に応じて下記の改善措置を行うとしています。
- 錆がない又は錆が軽微な場合:防錆剤を塗布
- ブレーキブースタ下端部に雨水などの滴下による広範囲の錆が認められた場合:防錆剤の塗布に加え、カウルルーバーの止水シールを対策品に交換
- 錆が進行して剥がれまたは穴あきがある場合:ブレーキブースタを新品に交換するとともにカウルルーバーの止水シールを対策品に交換
3. 日本のリコール件数は2025年度に2520件
日本のリコール件数は年々増加傾向にあります。
消費者庁が毎年発表している「消費者白書」によると、過去10年の届出件数の推移は以下の通りです。
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出所:消費者庁「消費者白書」のデータをもとにLIMO編集部で作成
- 2016年度 全体:825件 食品:310件 自動車:364件
- 2017年度 全体:856件 食品:332件 自動車:377件
- 2018年度 全体:892件 食品:355件 自動車:384件
- 2019年度 全体:934件 食品:381件 自動車:351件
- 2020年度 全体:1021件 食品:415件 自動車:310件
- 2021年度 全体:1514件 食品:943件 自動車:341件
- 2022年度 全体:1842件 食品:1180件 自動車:383件
- 2023年度 全体:2120件 食品:1325件 自動車:349件
- 2024年度 全体:2350件 食品:1490件 自動車:337件
- 2025年度 全体:2520件 食品:1610件 自動車:340件
食品が21年度以降で急増しているのは、食品衛生法等の改正によって届出が義務化されたためです。現在では半数以上を食品分野が占めています。
リコール製品による重大事故は毎年発生していますが、消費者に認知されていないことも多いです。消費者庁によると、認知しても事業者に連絡しない消費者は約3割にのぼるとのことです。
重大事故を防ぐためにも、「リコール情報を知る(リコール情報メールサービスに登録する、所有者登録サービスに登録するなど)」「対象商品を所有している場合はすぐに事業者に連絡する」ということを心がけるとよいでしょう。
参考資料
LIMO自動車部