長引く物価高騰は、私たちの家計に深刻な影響を与え続けています。世界的な情勢不安や運用コストの増加による物価の変動は、特に収入の大部分を公的年金に頼るシニア世代にとって死活問題と言えるでしょう。

国や自治体もこうした状況を受け、年金生活世帯や働き続けるシニア世代に向けた様々な支援制度を用意しています。しかし、その多くは「自ら申請しないと受け取れない」という落とし穴があります。要件を満たしていても、制度を知らなければ活用できないまま損をしてしまう恐れがあるのです。

そこで今回は、シニア世代の生活防衛策として知っておきたい「老齢年金に上乗せされる公的なお金」と「雇用保険に関わる手当・給付金」、さらに今後の働き方に直結する「最新の年金制度改正」のポイントについて詳しく解説します。

※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。

1. 知らずに損していませんか?「申請しないともらえない」公的給付は結構あります!

公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)は、私たちの暮らしを支える大切なセーフティーネットです。

ただし、支給要件を満たしたら自動的に振り込まれるわけはありません。年金を受け取るためには「年金請求書」を提出して請求手続きをおこなう必要があります。

国や自治体による「手当」「給付金」「補助金」などの多くもまた、受け取るためには申請手続きが必要です。

申請期限や添付書類などのルールを守れなかった場合、本来受け取れるはずのお金が減額されたり、受け取れなくなってしまったりする可能性もあります。

公的な支援制度を必要に応じて確実に活用するためには、自分がどのような支援内容の対象となるかを理解し、手続きをしっかりおこなうことが大切です。