防犯意識を高め、命を守るために有効な護身具を持ち歩く準備ができたら最後は定期的な訓練を実行するといいでしょう。
いの一番に「非常口」「脱出経路」を把握する
いつどこにいても『いの一番に「非常口」「脱出経路」を把握する』訓練をしてください。常日頃から意識していないととっさの時に逃げることができませんよ。
「360度警戒をする」でお伝えした通りです。事故防止と同じで、訓練を続けることとで無意識に「非常口」「脱出経路」を把握できるようになります。
こどもを守るためには、何は無くともいち早く犯人から逃げること!です。だからこの訓練は非常に重要なのです。
「もし今〇〇どうする?」訓練
ショッピングモール、コンビニ、登下校時、電車のホーム等…ありとあらゆる場所で「もし今〇〇どうする?」という訓練をするといいでしょう。
例えば、
「もし今、ここで包丁を持った男が暴れだしたらどうする?」と自問自答して「こうする」とすぐ答えを出し行動をするのです。
ただし人がいる場所では行動できないので
・催涙スプレーをポケットの中で握る
・バッグを両手で持つ
・非常口へ歩く
・カートを盾にする(人にはわからない)
などするようにしましょう。
護身具を使い逃げる訓練
先にご紹介した護身具を一度は実際に使ってください。とはいえ催涙スプレーは人に試せないので、絶対に人がいない場所で一回だけ噴射するようにしましょう。
他のものは人体に影響がないので
・普段の服装で逃げる訓練をする
・バッグを盾にして防ぐ動作を繰り返す
・防犯ブザーが作動するか一瞬だけヒモを引いてみる
など実際にやってみるといいでしょう。
「いざ!」という時に使い方がわからない、使えないではこどもを守ることができません。だから必ず護身具を使えるように定期的に訓練をしておくといいかもしれません。
まとめ
母親がこどもを守るためには!
・まず防犯意識を高める
・命を守るために有効な護身具を持ち歩く
・日頃から意識して訓練を実行する
この3つの行動が重要です。決して他人ごとにせず「こどもの安全は自分(母親)が守る」という意識で取り組んでいきましょう。
蔵田 哲郎