3月も終わりに近づき、春の柔らかな日差しが心地よい季節となりましたね。お庭や玄関まわりの植物たちも次々と瑞々しい新芽を吹き、いよいよ本格的なガーデニングシーズンの始まりです。

花壇の風景に少し物足りなさを感じたら、視線を自然と上へと引き上げてくれる「花木(かぼく)」を取り入れてみてはいかがでしょうか。背丈のある植物が加わることで空間に心地よい立体感が生まれ、お庭全体がぐっと洗練された印象に変わりますよ。

今回は、春のお庭をセンスよく彩ってくれる、花色と香りが魅力的な花木をピックアップしました。鉢植えや省スペースでも育てやすい品種を中心に、参考価格とともにお届けします。

この記事で紹介する花木

  • ニオイバンマツリ:紫から純白へ、移りゆく花色が美しい常緑性低木
  • ジンチョウゲ:早春のお庭に甘く上品な香りを届けてくれる常緑低木
  • ハゴロモジャスミン:あふれるように咲く花と芳香が魅力の半常緑つる性低木

1. 春の玄関先がパッと垢抜ける!コンパクトに楽しむ「香りのよい花木」3選

華やかな花色とそこから漂う心地よい香りは、私たちの毎日の暮らしに、ちょっとした安らぎと癒やしをもたらしてくれます。

ここからは、鉢植えなどでコンパクトなスペースでも育てやすく、春のお庭をワンランク格上げしてくれる魅力的な花木たちを見ていきましょう。

1.1 ニオイバンマツリ(常緑性低木)

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咲き進むにつれて、花色が上品なパープルからピュアな純白へと変化していく、グラデーションがとても美しい常緑性低木です。

開花の時期には、ひとつの株に異なる色の花が同居する幻想的な姿と、甘く漂う優しい芳香をたっぷりと堪能できます。

寒さには比較的強いものの、冷たい北風や夏の強い西日が直接当たる場所は避けるのが無難です。鉢植えにして、季節や環境に合わせて半日陰などへ場所を移すことで、一年を通して美しい葉を保ちやすくなります。

※参考価格:1000円前後(4号苗木)

1.2 ジンチョウゲ(常緑性低木)

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ジンチョウゲ

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早春のお庭に、どこからともなく上品で甘い香りを運んでくれる、春の訪れの代名詞ともいえる常緑低木です。外側が紅紫色、内側が純白というコントラストが美しく、肉厚な小花が手毬のように集まって咲く姿はとてもエレガントです。

樹高は1メートルほどと自然に丸くコンパクトにまとまるため、剪定の手間も少なく、鉢植えや狭いスペースでも育てやすいのが嬉しいポイント。

ただし、根を触られるのが少し苦手な植物なので、一度植え付けたら頻繁な移植は避け、じっくりと育ててみてください。

※参考価格:1000~2000円前後(5号鉢)

1.3 ハゴロモジャスミン(半常緑つる性低木)

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ハゴロモジャスミン

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春先にピンク色の愛らしい蕾をつけ、花開くと内側から真っ白な花びらが顔を覗かせる、半常緑のつる性低木です。とても生育旺盛で、満開時には株を覆い尽くすほどのあふれるような花を咲かせ、辺り一面に甘く濃厚な香りを漂わせます。

フェンスやオベリスクなどに這わせて立体的に仕立てると、まるで海外の庭園のような洗練された空間を作ることができます。日当たりと水はけのよい場所で育てると、花つきが一段と良くなりますよ。

※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)

2. まとめにかえて

今回は、春のお庭や玄関先をセンスよく演出してくれる、色と香りが魅力的な「花木」を3種類ご紹介しました。

地植えでのびのびと育てるだけでなく、コンパクトに鉢植えで仕立ててフォーカルポイント(視線を集める場所)として配置するのも、空間を立体的に見せる素敵なテクニックのひとつです。

花木は草花に比べて寿命が長く、年々立派に成長していく姿をじっくりと楽しむことができます。

ぜひご自身の好みに合ったお気に入りのひと鉢を見つけて、春のガーデニングライフをより豊かに彩ってみてはいかがでしょうか。

3. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い4/6

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

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LIMOガーデニング部