夫から受けたひどい言葉を、「本当のことだから」と我慢してはいませんか?たとえ本人が納得していても、嫌味や人格を否定するような発言はモラハラとなるケースがあります。

なかなか自分では気が付きにくい、モラハラの存在。一体どんな人がモラハラをしやすいのか、その原因もあわせてお伝えします!

モラハラ夫の本性に迫る

モラハラ夫の特徴のひとつに、「第三者の前ではいい人ぶる」というものがあります。普段はさんざん妻を罵っているにも関わらず、外ではごく普通の態度を取っているのです。

これは、内心「こんな発言を人には聞かせられない」と自覚しているためでしょう。実際にモラハラに苦しめられていた女性も、「私には『料理がマズすぎる、こんなものはゴミだ』『お前は社会不適合者だ』と罵っていたけど、他の人の前では大人しい」と述べています。

いつもは優しい人だからといって、モラハラを見て見ぬふりをしてはいけません。問題なのは、あなたを傷つけているという事実なのです。

モラハラ体験者が語る「その原因」とは

そもそも、なぜモラハラ夫は人を傷つける発言をしてしまうのでしょうか。実際にモラハラに遭った女性に、その原因を探ってもらいました。

「夫からのたび重なるモラハラに悩まされ続けていました。その内容は、私の外見や性格、能力、学歴などさまざま。反対に、自分に都合の悪いことは触れてきません。なぜこうした発言を繰り返すのか考えた結果、ある原因に辿りついたのです。

1つは、親が完璧すぎたこと。夫の両親は非の打ちどころがない方々なのですが、そのせいで「親の指示に従っておけばうまくいく」という思考にさせてしまったようです。その結果、自分の意見はなにひとつ述べない性格になってしまいました。

自らは動かない、なにかあったら親が責任を取るという繰り返しのせいで、『自分で考え、自分を律すること」ができなくなったのかもしれません。

また、夫の母親は世間体を気にする性格でした。子どもに思う存分愛情を注ぐというより、周囲の目を意識して育てていたのでしょう。このような状態が、夫を不安定にさせたと考えられます」

幼少期の育てられ方や親との関わりによって、感情のコントロールがしにくくなるケースもあるようです。もちろん、だからといってモラハラをしてもいい理由にはなりません。「だったら仕方ない」と片付けるのではなく、その乗り越え方を探していきましょう。

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