桜のつぼみがほころび、新年度へのカウントダウンが始まる3月。心機一転、お金の管理を見直したいと考えている方も多いのではないでしょうか。「周りのみんなは、いったいいくら貯めているのか」そんな疑問を抱く方もいるかもしれません。
J-FLEC(金融経済教育推進機構)の最新調査をもとに単身世帯のリアルな貯蓄額を公開します。現役世代の厳しい現実が見える一方で、工夫次第で資産を加速させる方法もあります。今回は、確実に貯めやすくする仕組み作りと「年利0.7%超」の注目銀行を分かりやすく解説します。
1. 【貯蓄格差】広がる40代・50代。平均値より「中央値」を重視すべき理由
将来への備えとして気になるのが、他の人がどれくらい貯蓄しているのかという点です。J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査2025年」より、単身世帯の年代別「金融資産保有額」を見てみましょう。(金融資産非保有世帯を含む)
※金融資産保有額には、預貯金のほか株式、投資信託、生命保険などが含まれます。ただし、日常的な出し入れに備えた普通預金残高は含まれません。
- 20歳代:平均 255万円 / 中央値 37万円
- 30歳代:平均 501万円 / 中央値 100万円
- 40歳代:平均 859万円 / 中央値 100万円
- 50歳代:平均 999万円 / 中央値 120万円
- 60歳代:平均 1364万円 / 中央値 300万円
- 70歳代:平均 1489万円 / 中央値 500万円
平均値は一部の高額資産保有者の影響を受けやすいため、実態を把握するには「中央値」に注目することが有効です。単身世帯の年代別データを見ると、20代から50代にかけて中央値の伸びは比較的緩やかで、貯蓄ペースには個人差があることが分かります。
一方、60代以降は退職金などの要因もあり、中央値が上昇する傾向が見られます。ただし、資産状況はライフスタイルや収入、家族構成などによって大きく異なるため、一概に比較するのではなく、自分に合ったペースで備えることが大切です。
