その日に使っていい金額というのがあらかじめ決まっていると、「もう予算が残っていないから今日は2軒目はやめておこう」とか「今日はタクシーで帰れないから終電で必ず帰ろう」など、過度な支出をセーブできますよね。
さらに彼女の中で1週間ごとに予算があるらしく、1週間トータルの支出金額がその予算と一致するように、何も予定がない日の予算も調整しているのだそう。中には「¥0予」と書かれている日もあり、彼女なりに「絶対お金を使わない日」というのを毎週1〜2日設けるようにしているのだそう。そういう工夫を徹底して、彼女なりに自分の出費をコントロールしているんですね。
しかも、その日の寝る前には予算と実際に使った金額を照らし合わせて、予算を上回った金額がないかチェックしているのだそう。「予算と実際の金額を見比べるだけなので、ほんの1分でできるし苦にならない。もし予算を超えてしまったら、同じ週の他の日の予定を調整したりなんとかお金を使わずにしのいで、1週間ごとに帳尻を合わせるようにしている」と話してくれました。すぐに帳尻合わせができるというのが大事ですね。
毎月、1人予算編成会議をする
証券会社で働くCさんは、1人で予算会議をするのだと言います。具体的には、毎月自分が自由に使っていいお金を決定する会議なのだそう。Cさんの場合、前提としていつまでにいくら貯金したいということがきっちり整理されており、そのために「この月にいくら貯金に回さなければならない」という額が決まっていました。彼女はExcelを用いて一覧表にしているのです。
そのように目標金額が明確なため、毎月の予算も明確にすることができ、1人予算編成会議が成立するのだと言います。いくら貯金するのか、そのために毎月いくら貯金する必要があるのか、その貯金分をお給料から差し引くといくら自分が自由に使えるのかというのがわかっていないと、なかなか節約するモチベーションが保てませんし、何のために節約しているのかわからなくなってしまいますよね。
彼女の場合、予算編成会議の中で貯金の進捗を確認したり、前月の振り返りをしたり、無駄遣いを減らすためにどうしたらいいか考えたりしているそう。また「自分の家を買う」ということを貯金の目標としているので、毎月いろんな家の写真を見てはモチベーションを高めているのだと言います。毎月1回の予算編成会議ですが、中身がしっかり詰まっていて、彼女なりに収支をコントロールするいい機会になっているようでした。
まとめ
いかがでしたか。彼女たちのようにマメに取り組むのは難しいと感じる人もいるかもしれませんが、目標を明確化することや定例で行うこと、モチベーションを保つことに重点を置くこと、使い過ぎたらすぐにリカバリーできる体制を整えることは非常に重要ですよね。マネできるところからぜひマネしてみてくださいね。
大塚 ちえ