4. 老後の年金収入や生活費には個人差があるからこそ、早めの備えを

年金額は物価高等により増額となるも、マクロ経済スライドの調整により実質的に目減りとなりました。

一方で、現在のように世界情勢等による物価高が長期化している状況を考えると、老後に年金以外の収入の備えを痛感する方も多いでしょう。

老後の備えのためには長く働き続けるなど、仕事による収入をできるだけ長く得るのも選択肢の一つとなります。最近では60歳代で働く人増えており、また職業や働き方の選択肢も増えています。長く働き続けるキャリアについて考えるのもいいでしょう。

また、早くから貯蓄をコツコツと貯めていくことも重要です。毎月給料日に一定額を自動で積み立てるサービスを行う金融機関も多いですから、まずはこのようなサービスも利用しながら毎月一定額を貯蓄する習慣をつけましょう。

新NISAスタートにより、資産運用による老後の備えを検討する方もいるでしょう。投資にはリスクがありますが、毎月を一定額を買い付ける積立投資の場合、高いときに少なく、安いときに多く買い付けるため購入単価が平準化され、長期間投資を続けることでリスクを軽減する可能性もあるので初心者の方に向いています。

積立投資で有名な商品としてオルカンと呼ばれる「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」やS&P500と呼ばれる「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」、「 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」、「 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」、「 たわらノーロード 先進国株式」などがあります。オルカンとS&P500については「オルカンとS&P500」どっちがいい?両方買う意味はある?特徴や利回り、運用実績のチャートの違いを徹底比較!」の記事で実績もご紹介していますので参考にしてみてください。

いずれにしても、投資にはリスクがあり、自己責任です。新NISAのつみたて投資枠の投資信託は347本あり、全世界や米国株式以外にも先進国、新興国、国内株式、リートなどさまざまな商品に投資する商品がありますので、投資する地域や商品、運用実績などを確認しながら、ご自身が納得できる商品選びをしましょう。

老後資金準備は仕事による収入にしろ、貯蓄にしろ、自分に合っているものや自分が長期間かけて備えていけると思うもので用意することが大切です。これを機に老後資金の準備方法について考えてみてくださいね。

参考資料

宮野 茉莉子