夫に対して、大まかな貯蓄額は伝えているものの、正確な額については言っていない妻が多いようです。

貯蓄額に興味がない夫が多いのでしょうか。

「完璧に把握している」と回答した379名を除いた1538名に対して、「ご主人が夫婦の貯蓄額を正確に把握していないと思う理由」についても質問しています。

「貯蓄額に興味がないから」は30.2%となっています。その他の理由は「細々としたことに使ってしまうから」、「大きな買い物をしてしまうから」など、各家庭さまざま。しかし共通した傾向として、「具体的な貯蓄額は夫に言いたくない」という妻が多いようです。

共同管理していても、主導権は妻が握っている…?

夫婦で家計管理をしていても、夫が貯蓄額を正確に把握していない夫婦もいるようです。共同管理といっても、妻の方が正確に家計を把握している夫婦も一定数いるのでしょう。また夫が貯蓄額を正確に把握していない夫婦に対して、夫婦関係の満足度を5段階評価で質問しています。

満足度が高い5と4はそれぞれ38.8%、7割以上の夫婦がその関係性に満足しているようです。逆に満足度が低い1は1.2%、2は3.5%となっています。家計を妻がしっかり把握することが、夫婦円満の秘訣なのでしょうか。

平均貯蓄額は減少傾向

総務省が発表した『家計調査報告(貯蓄・負債編)―2018年(平成30年)平均結果―(二人以上の世帯)』によると、2人以上世帯の貯蓄現在高(平均値)は1752万円となっています。17年に比べ60万円、3.3%の減少となっています。