3. 50歳から積立投資を始める場合の「大切な考え方」
50歳代からの投資は、20歳代や30歳代の投資とは「時間」の捉え方が根本的に異なります。
以下の3点を意識して戦略を立てましょう。
3.1 「出口」での暴落に備える
積立投資は長期間続けるほど複利の効果が期待できますが、相場は常に変動しています。
仮に65歳で運用をキッパリ止める予定の場合、「64歳の時にリーマンショック級の大暴落が起きたら?」を想定しておく必要があります。
50代後半からは、少しずつ株式の比率を下げて債券を増やしたり、預貯金の比率を高めたりするなど、「守りの資産」へのシフト(リアロケーション)を検討しましょう。
3.2 過度なリスクは避ける
目標金額に届かないからといって、レバレッジをかけた投資や、特定の暗号資産など価格変動が激しすぎるものに集中投資するのは危険です。
50代は失敗した際の「取り返し」がつきにくい年代です。全世界株や米国株などの分散されたインデックスファンドを軸にしつつ、家計の許容範囲を守ることが鉄則です。
3.3 「運用しながら使う」という視点を持つ
65歳になった瞬間に全額を現金化する必要はありません。
老後資金が必要になった分だけ、毎月少しずつ解約(売却)していく方法もあります。
そうすることで、残りの資産は運用を続けながら、寿命の延びに合わせた「資産の長持ち」を図ることが可能になります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】
監修者
マネー編集部NISA班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験がある編集者が中心となり、金融庁や一般社団法人投資信託協会など官公庁等の公開情報等をもとにわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部NISA班貯蓄班に所属する編集者は野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵などの資産運用アドバイザー経験者等で構成されており、トップセールスで多数の表彰歴を持つ編集者など、表彰歴多数の編集者も複数在籍。株式や投資信託などを用いた豊富な資産運用、資産形成、老後資金のアドバイスなどの経験と知識を保有し、読者に正確な記事を届けています。
一種外務員資格(証券外務員一種)、CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月9日)