子どもの誕生をきっかけに、家庭内別居を引き起こしてしまうような夫婦仲となってしまうカップルがいる一方で、いつまでも仲良しな夫婦がいるのも事実。家族の形が変化するような一大イベントがあっても、夫婦の絆をしっかりとキープするにはどのようなことに気を配ればいいのでしょうか。

「子どもが誕生して以来、それまで見たことがないほど疲れ切っている様子の妻。妊娠も出産も妻任せとなる男は、子どもが生まれてからしか妻をサポートすることができません。とはいえ、何を手伝えばいいのかわからないのも事実。いらぬ手を出して妻の用事を増やすようなことはしたくなかったので、夫婦間にて“おまかせしたいリスト”というものを導入することにしました。ご主人から“何を手伝えばいい?”と逐一聞かれるが嫌だという女性の意見を聞いたことがあったので、妻は書くだけ、僕は見るだけで何をすればいいのかわかる方法を考案。リストを導入することで、僕がやるべき仕事が見えるようになり、妻の負担を減らすことができました。お互いの心にも余裕が生まれ、夫婦で会話する時間を設けることもできています」(34歳男性/会社員)

仲良しなままで過ごせている夫婦の大半は、ご主人の気配りが功を奏しているケースがほとんど。サザエさんのような家族関係で生活できる場合を除き、基本的には妻である女性側の負担が大きくなることが大半です。

もちろん、男性にも大変なことはたくさんあります。しかし、ご主人がどれくらい奥様の負担に寄り添えているか、寄り添おうとしているかが、夫婦円満でいられるかどうかのカギとなるのも事実です。

コミュニケーションの量が夫婦の未来を決める

苦手だな、嫌だなと感じている人とでも、しっかりとコミュニケーションを取ってみたら意外と大丈夫だったというケースがあるほど、言葉を交わすことは大切なことです。

夫婦間でも、それは同じ。長い人生を一緒に歩んでいくパートナーとは、極力良い関係でいたいものです。どうせ言っても伝わらないはなから諦めるのではなく、自分の気持ちを伝えるにはどうすればいいかというふうに思考を転換してみるのもひとつの方法。

どうせ一緒にいるのなら、笑顔でいられる時間が増えるように工夫してきたいものです。

川西 まあさ