5月でも30℃を超える日が多くなってきました。まだ暑さに慣れていない初夏は、熱中症になりやすいと言われています。とくに50代からは汗腺の数が少なく、体温調節の機能が落ちてきているので要注意です。以下では、熱中症予防に役立つチェックリストをご紹介します。参考にしてみて下さいね。

北海道で記録的な暑さ、死者も

総務省消防庁によると、5月20日~26日に熱中症で救急搬送された人は全国で約2053人(速報値)と発表されました。前の週(5月13日~5月19日)は約516人ですから、約4倍に増加してしまいました。また2018年の同期間では574人(確定値)となっており、約3.5倍となっています。全国的に例年より厳しい暑さとなり、北海道では39℃を超えた地域もありました。

約2053人中死者は4人、重症は28人、中等症は504人、軽症は1476人となっています。また年齢による構成比ですが、満65歳以上の高齢者がもっとも多く898人と、全体の43.7%を占めています。

発生場所ですが、住居がもっとも多く26.6%です。自宅にこもりがちな高齢者が熱中症になりやすいといえるでしょう。

以下では、誰でもできる熱中症の予防法をご紹介しています。ぜひ活用してみてください。

老人ホームの現場から「熱中症チェックリスト」

介護付き有料老人ホームを展開する㈱チャーム・ケア・コーポレーションが発表した「シニアが夏に気をつけるべきチェックリストを介護のプロが解説!」によると、以下の5つのポイントがあるようです。