「日陰でも育つ〈ヒューケラ〉を植えてみたいけれど、日当たりのいい場所に植えていいのかな?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実はヒューケラ、真夏を除けば、適度に日光に当たる場所のほうが葉の色が鮮やかに育ちます。また、日光に当てることで、ヒューケラ特有の可愛らしい花が咲きやすくなるというメリットもあります。
今回は、数あるヒューケラの中でも特に丈夫なPW(PROVEN WINNERS)の「ヒューケラ ドルチェ」シリーズを例に、関西北部のわが家の庭での栽培経験に基づいた〈育て方のコツ〉を実際の写真とともにご紹介しますね。
※本記事の情報は執筆時点(2026年3月2日)のものです。
※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境によって異なりますので、ご注意ください。
1. 品種によってさまざま! 日向に強い「ヒューケラ ドルチェ」シリーズ
ヒューケラドルチェ(PW)の苗は、2月下旬頃から店頭に並びはじめます1/8
著者撮影
ヒューケラといえば「シェードガーデン(日陰の庭)」の定番というイメージがありますが、本来は午前中に日が当たるような半日陰のほうが、株ががっしりと育ち、葉もキレイに育ちます。
そうした一般的なヒューケラに対し、日なたの庭でモリモリ育つのがPROVEN WINNERS(PW)の「ヒューケラ ドルチェ」シリーズ。日差しに負けないだけでなく、夏の暑さにも強い性質を持つヒューケラです。
2. わが家の西日の当たる庭でも夏越し!日差しに強い「ヒューケラ ドルチェ」
関西のわが家の庭、日当たりのいい場所でモリモリ広がる「ヒューケラ ドルチェ」2/8
著者撮影
「ヒューケラ ドルチェ」(PW)シリーズは、従来のヒューケラに比べて、「暑さ」や「直射日光」に強いのが最大の特徴です。
関西北部のわが家の庭でも、「ヒューケラ ドルチェ」の一部のカラーは、西日が当たるような環境でも夏越しをすることができており、その強靭さには、本当に驚かされます。中でも「ヒューケラドルチェアップルシブースト」は最強でしたよ。
3. 今年の猛暑を乗り切る!「半地植え」という選択肢
わが家の庭で花を咲かせている「ヒューケラ ドルチェ」3/8
著者撮影
ただし、近年の夏は連日38度を超えるような記録的な猛暑が続くうえ、日差しもとても強いです。
ヒューケラ ドルチェ(PW)がいくら暑さと日差しに強いとはいえ、炎天下のコンクリートに近い場所や、強烈な西日に晒され続けるような環境では、葉焼けを起こして株が弱ってしまうことがあります。
昨年の猛暑の際は、わが家の庭でも「ヒューケラ ドルチェ」の一部の色は、葉焼けして夏越しできなかった株もありました。PWの公式サイトでも、酷暑期は半日陰への移動を推奨しています。
ですが、一度花壇に植えてしまうと簡単に移動はできませんよね。そこで私が実践しているのが「半地植え」という栽培テクニックです。
4. 〈実践のコツ〉ヒューケラドルチェを「半地植え」で夏越しする方法
わが家の庭で「半地植え」にしている「ヒューケラ ドルチェ」(PW)4/8
著者撮影
「半地植え」とは、植物をポットや鉢ごと花壇の土に埋める栽培方法です。購入した苗(3号、直径9cm)を、より大きいポット(4号〜5号、直径12~15cm)に植え替えてから行うのがおすすめです。そのメリットは次のとおり。
- 〈メリット1〉 根がポットの底から伸びて地植えに近い環境で育つため、水切れしづらく株が充実しやすい。
- 〈メリット2〉 猛暑が来る前に、ポットごとスポッと抜いて「完全な日陰」へ避難させることができる。
4.1 移動時の注意点とアフターケア
真夏を前に、半地植えした苗を移動させるときには注意が必要です。
ポットの底から庭の土へ根が伸びている場合、抜くときに根をブチッと切ってしまうことがあります。ヒューケラドルチェ(PW)は、私が実践したときには多少根が切れても大丈夫でしたが、とはいえ、根が切れることで水を吸い上げる力が弱まってしまうと思います。
そのため、引き抜いて日陰に移動させた直後から1週間くらいは、水切れしたりしないよう、たっぷりと水やりをして注意して様子をみてくださいね。
この方法なら、秋になって涼しくなったら、元の位置に戻すこともできます。地植えしているような庭の「雰囲気」を楽しめるうえ、ヒューケラ ドルチェ(PW)に負担をかけずに夏越しできる、猛暑対策にぴったりのアイデアです。
5. 春が植えどき!「ヒューケラドルチェ」はグランドカバー&シェードガーデンにも
わが家の庭で育てている「ヒューケラドルチェ フローズンマスカット」5/8
著者撮影
「ヒューケラ」というと日陰のグランドカバープランツというイメージが強いですが、真夏以外はしっかり日光に当てるほうが、葉の成長も美しく、花も楽しめます。
特に「ヒューケラ ドルチェ」シリーズ(PW)は、その育てやすさから初心者の方にも自信を持っておすすめできるシリーズです。グランドカバーとしてもおすすめ。
もちろん日陰でも育ちますよ。もし環境が選べるのなら、本来の美しい葉色を引き出してくれる「日当たりの良い場所」での栽培も試してみてくださいね。また、猛暑対策としての「半地植え」&「真夏の避難」も、検討してください。
庭の隙間を彩るカラーリーフとして、これほど頼もしい存在はありませんよ。
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参考資料
mappysgarden