暦の上では春とはいえ、まだ厳しい寒さが残る2月。この時期は新年度の予算や家計の見直しが気になる季節です。特に2026年度の年金額改定は、多くの年金受給者にとって大きな関心事でしょう。
2026年度の年金生活者支援給付金は、物価変動に伴い前年度から3.2%の増額が決まりました。この給付金は所得が一定基準以下の受給者を支援する制度ですが、受給には自ら請求を行う必要があります。せっかくの支援制度も、手続きを忘れてしまえば受け取ることができません。
今回は、2026年度の最新支給額や3種類の給付金の要件、さらに気になる平均年金額の現状まで詳しく解説します。今のうちに支給要件をしっかりチェックして、家計のプラスアルファに役立てましょう。
1. 年金生活者支援給付金の支給要件
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金を受給している人が、年金等の収入や所得の合計額が一定基準以下となる場合に受け取ることができるお金です。
「年金生活者支援給付金」は3種類あります。それぞれ詳細を見ていきましょう。
1.1 【老齢年金生活者支援給付金】支給要件を見る
老齢年金生活者支援給付金の支給対象となるのは、下記の支給要件をすべて満たす方です。
- 65歳以上の老齢基礎年金の受給者
- 同一世帯の全員が市町村民税非課税
- 前年の公的年金等の収入金額(※1)とその他の所得との合計額が昭和31年4月2日以後に生まれの方は80万9000円以下、昭和31年4月1日以前に生まれの方は80万6700円以下(※2)
※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く
※2 昭和31年4月2日以後に生まれた方で80万9000円を超え90万9000円以下である方、昭和31年4月1日以前に生まれた方で80万6700円を超え90万6700円以下である方には「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給される
1.2 【障害年金生活者支援給付金】支給要件を見る
障害年金生活者支援給付金の支給対象となるのは、下記の支給要件をすべて満たす方です。
- 障害基礎年金の受給者である
- 前年の所得(※)が479万4000円以下である(扶養親族等の数に応じて増額される)
※ 障害年金等の非課税収入は除く
1.3 【遺族年金生活者支援給付金】支給要件を見る
遺族年金生活者支援給付金の支給対象となるのは、下記の支給要件をすべて満たす方です。
- 遺族基礎年金の受給者である
- 前年の所得(※)が479万4000円以下である(扶養親族等の数に応じて増額される)
※ 遺族年金等の非課税収入は除く


