大学進学や就職などにより、生活環境が大きく変わり、仲が良かった友人といつの間にか疎遠になってしまうというケースってありますよね。そんな友人から、ある日突然の久しぶりの連絡が…しかもその内容は、「子どもが生まれた!」という驚きの報告。中には、結婚したことすら聞かされていない友人から、出産報告を受けるという稀なパターンも…。

疎遠になった友人にまで出産報告をして来る彼女たちの目的は一体なんなのでしょうか。またどのような心理が隠されているのでしょうか。

子どもが生まれて突然連絡をしてきた女友達…そのねらいとは

ある日、Facebookのメッセンジャーに知らないアカウントからメッセージが届いていることに気付きました。恐る恐る、その人物のプロフィールを確認してみると、「共通の友人」には自分の中学生時代の友人がズラリと並んでいます。

人物を特定するために、謎の人物との「共通の友人」にも名前があった中学生時代の同級生に連絡してみることに。すると、謎の人物の正体は中学生時代の同級生A子だったのです。そして同時にある情報も入手しました。

それは、A子がママインスタグラマーとして、日々の暮らしや子どもの写真、育児アイテムなどをインスタに投稿しているということでした。友人から教えてもらったインスタのアカウントをチェックしてみると、確かにおしゃれな写真がたくさんアップされています。まさにインスタ映えという感じ…。フォロワーも500人ほどいるので、少しずつファンが付き始めているといったところでしょうか。

そんな前情報を得てから、Facebookのメールを開いてみると、そこには驚きの内容が…。

「久しぶり!A子だよ。覚えてる?中学、卒業以来だね!実は結婚して、半年前に女の子を出産したんだぁ!自分の子どもって想像以上にかわいいよー絶賛、親バカやってます!それでね、今、子育ての日々をインスタでアップしてるんだけど、育児に役立つ情報もあると思うから、ぜひフォローして欲しいの。あと、他の友人や知り合いにもぜひPRしてもらえると嬉しいな。よろしくね!」

A子は、ただ単にフォロワーを増やしたいがために連絡をしてきたようです。電話番号やLINEのアカウントがわからなかったため、Facebookを介してメッセージを送らざるを得なかったのでしょう。また自分本位の情報しか盛り込まれていないメッセージにもガッカリです。

最近、A子のように出産をネタに一花咲かそうとする人が急増しているようです。友人の出産自体は大変喜ばしいことですが、その後に積極的に付き合いを継続したいかというと…難しいところですね。

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