春の訪れを感じる季節、お庭やベランダをパッと明るく彩りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

実は今、関東南部にあるLIMOガーデニング部員の庭でも、春を告げるお花たちが次々と咲き始めています。

地域の環境に合い、毎年確実に花を咲かせてくれる定番の植物を取り入れれば、一度植えると毎年美しい花を楽しむことができます。

この記事では、「うちの庭」で春爛漫と言わんばかりに咲き誇っている、このシーズン定番の多年草を3種、参考価格とともにご紹介。

記事末では最新の農林水産省資料をもとに、「日本の花き生産」の現状についても触れていきます。

1. 関東南部のうちの庭で「いま咲いている」多年草《春の定番花》3選!

いよいよ春のガーデニングシーズンが始まります。

今回は、関東南部の気候でも育てやすく、毎年美しい花を楽しめる多年草の中から、まさに関東南部の、LIMOガーデニング部員の庭で咲いている定番花を3つ厳選してご紹介します。

1.1 クリスマスローズ(常緑性多年草)

1/5

LIMOガーデニング部撮影

「冬の貴婦人」という美しい呼び名を持つクリスマスローズ。

冬の寒さが残る時期から早春にかけて、うつむき加減に奥ゆかしく咲く姿は、多くのガーデナーを魅了する定番花です。

うちの庭でも今、落葉樹の足元で静かに花を咲かせ、訪れる春を教えてくれています。

強い日差しを避けた半日陰を好み、木漏れ日が差すような場所が育成に適しています。

一点注意しておきたいのが、クリスマスローズは全草に毒性を持つことです。お手入れの後には、念のため石鹸で手を洗うようにすると安心です。

また、ペットや小さなお子様がいるご家庭では、誤って口にすることがないよう、置き場所を工夫するなど安全への配慮をおすすめします。

※参考価格:800円~1500円(3号ポット苗)

1.2 オステオスペルマム(常緑性多年草)

2/5

LIMOガーデニング部撮影

春の陽光を浴びて輝くように咲くオステオスペルマムは、キク科の多年草です。

うちの庭でも、日当たりの良い特等席で満開を迎え、その鮮やかな花色は春花壇の定番として、春爛漫の雰囲気を一気に高めてくれています。

日当たりの良い場所を好みますが、関東南部では夏の高温多湿が少し苦手です。梅雨前に半分ほど切り戻して風通しを良くしてあげると、夏越ししやすくなりますよ。

上手に管理すれば秋にも再び開花を楽しむことができ、長くお庭を彩ってくれます。

※参考価格:400円から800円前後(3号ポット苗)

1.3 スノードロップ(落葉性多年草・球根植物)

3/5

LIMOガーデニング部撮影

「春を告げる花」として古くから愛されてきたスノードロップは、その名の通り、雪の中から顔を出すように咲く、早春の定番ともいえる可憐な植物です。

部員の庭の半日陰のスペースでも、うつむき加減に咲く白い小さな花がひっそりと顔を出し、春の訪れを静かに知らせてくれています。

クリスマスローズと同様に半日陰を好みます。水はけの良い場所に一度植え付ければ、数年間は植えっぱなしでも大丈夫です。

ただ、球根が窮屈そうになってきたら、休眠期に掘り上げて少し間隔を空けてあげると、毎年可愛らしい花を咲かせてくれますよ。

なお、スノードロップの球根には毒性があります。植え替えなどで触った後は、念のため石鹸で手を洗うようにしてくださいね。

また、ペットや小さなお子様が誤ってお口に入れないよう、掘り上げた球根の保管場所には配慮してあげると安心です。

※参考価格:500円~1000円前後(球根が数球入ったセット)

2. あなたのお庭にお迎えしたいお花は見つかりましたか?

一度植えれば毎年その季節に顔を出してくれる多年草は、庭に「季節の巡り」を教えてくれる心強い存在です。

今まさにうちの庭で咲いている「この子たち」のように、環境に合った植物を選ぶことで、お手入れの負担もぐっと減り、無理なく美しい庭づくりが楽しめます。

今年の春は、長く愛される定番の植物たちを迎えて、春爛漫のガーデニングを満喫してみてはいかがでしょうか。

3. 【コラム】数字で読み解く!日本の花と球根の需給事情

ガーデニングや日々のお花を楽しむ中で、「この植物はどこから来たのかな?」と気になったことはありませんか?

2026年2月に農林水産省が公表した「花きの現状について」から、日本の花き(観賞用の植物)生産の現状を見てみましょう。

3.1 花き生産の現状:金額ベースで見る

まず「金額ベース」で見ると、国内で流通する花の約9割が国内生産で、輸入は約1割にとどまります。

国内生産の6割弱を占めるのが切り花類で、次いで鉢もの類、花壇用苗もの類と続きます。また、輸入される花も大半(9割弱)が切り花です。

3.2 花き生産の現状:数量ベースで見る

しかし、「数量ベース」で見ると異なる実態が見えてきます。

切り花の国内流通量における輸入割合は約3割(30%)となっており、特にカーネーションやキクの輸入割合が高く、コロンビアやマレーシア、中国などから多く届いています。

また、秋植え・春植えでおなじみの「球根」については、輸入割合(数量ベース)が実に約8割(80%)にのぼります。

その大半が花の国として知られるオランダから輸入されており、国内に流通する球根の多くが海外産であるという特徴があります。

お花屋さんやホームセンターで植物を選ぶとき、実は海を越えて届いたものが数多く含まれています。

日ごろ花苗を選んだり土作りをしたりする際に、産地に注目してみるのも一つの楽しみ方かもしれませんね。

参考資料