5. ETFは「株式と同じ仕組み」で取引される
ここまで、ETFを活用する際のポイントを見てきました。さらに理解を深めるために、ETFの取引の仕組みについても確認しておきましょう。
投資信託は、銀行や証券会社などの販売会社を通じて購入します。一方、ETFは証券取引所に上場しており、株式と同様に、証券会社を通じて市場で売買されます。
そのため、売り手や買い手が少ない場合には、株式と同じく、希望する価格ですぐに取引できないこともあります。こうした特徴を理解し、板の厚さや流動性を確認しながら売買することが、ETFを活用する上で重要なポイントです。
6. ステップを押さえればETFは怖くない
投資信託の経験しかない方にとって、ETFはハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、今回ご紹介したようなステップを一つずつ押さえていけば、ETFは決してハードルの高いものではありません。現在は商品ラインナップも非常に充実しており、仕組みを理解すれば、個人投資家にとっても扱いやすい商品といえます。
まずは基本を理解した上で、新NISAなどを通じて、自身の資産運用にETFを活用してみてはいかがでしょうか。
7. ポイントまとめ
・ETFは投資信託の「プラスアルファ」として、積立投資と併用しながら、一括投資やタイミング投資に使う
・初心者は、まずは為替変動の影響を受けにくく、売買もしやすい「国内ETF(日経平均・TOPIX)」から始める
・売買時には「板(注文状況)」を確認し、注文が極端に少ない(板が薄い)銘柄は避ける
・流動性が極端に低いと、希望価格で売買できず「隠れコスト」が発生するリスクがある
動画はこちらからご覧下さい。
ミライド
著者
ミライド powered by モニクル総研
YouTube channel powerd by Monicle Institute of Research
「ミライド」は、モニクルグループのシンクタンクであるモニクル総研が運営する金融・経済YouTubeチャンネルです。証券アナリストの泉田良輔、木村敬子、ファンドアナリストの篠田尚子が研究員として在籍し、金融や経済ジャンルを中心に、ビジネス、テクノロジー、キャリア、ヘルスケア、スポーツに関わる話題などをアナリスト視点で深堀り解説します。データ分析やキーマンへのインタビューを通じて、ビジネスパーソンや一般投資家に役立ていただけるようなコンテンツを配信しています。(最新更新日:2025年12月5日)
監修者
慶応義塾大学法学部卒業。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。国内銀行にて個人向け資産運用相談業務を経験した後、2006年ロイター・ジャパン(現LSEG)入社。傘下の投信評価機関リッパーにて、投資信託業界の分析レポート執筆や評価分析業務に従事。2013年、楽天証券経済研究所に入所。2025年5月、株式会社モニクルに参画し、モニクル総研所属。当社ではファンドアナリスト業務や金融教育に関連する情報発信に従事。楽天証券経済研究所 客員研究員。ピクテ・ジャパン・ファンド・アドバイザリー・コミッティーメンバー。CFP®、1級FP技能士。
著書に『本当にお金が増える投資信託は、この10本です。』、『銀行も証券会社もFPも教えてくれない 新しい!お金の増やし方の教科書』、『NISA & iDeCo完全ガイド 2024年新制度対応版』『新NISA完全ガイド FP&投資信託のプロが教える』(いずれもSBクリエイティブ)、共著に『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)他。