ある投資銀行で働くCさん。Cさんの周りにはプライドと自己評価が高すぎて、いい女性になかなか出会えず困っている男性が多数いるのだと言います。プライドが高かったり、自己評価が高かったりしても、高収入な男性はモテるから目が肥えて、ハイレベルな女性ばかりと付き合っているのではと思うかもしれませんが、実はそうでもないのだと言います。

Cさんの同僚であるDさんは、プライドと自己評価が高く、常に人のことを見下すような態度。そうした態度が鼻につき、女性陣からはあまり評判がよくないのだそう。Cさんによると、お金目当ての女性としか付き合えていないと感じるのだと言います。

「きちんと仕事をして、自分の足で立っていられるような女の人は、仕事をしているだけの男性を特別に評価したりしません。逆に、仕事をやめたいから専業主婦になりたいというような、人に依存して生きていきたいタイプやお金目当ての女性というのは、プライドが高く鼻につくような態度を取られても気にしないんです」とCさん。

つまり、お金目当てだったりDさんの収入に頼って生きていきたい女性は、お金さえあれば彼の態度なんてどうでもいいということ。そういう女の人は、お金を持ってきてくれる、自分が働かなくていいということだけで、彼の鼻につくような態度を許せてしまうのだろうとCさんは分析します。だから「お金目当ての女の人ばかり寄ってくる」という状況に陥りがちなのでしょう。

結局Dさんは、本人曰く「お金目当て」の女性と一時期結婚していましたが、妻の浪費癖についていけずに離婚、いまは独身だとのこと。合コンへ行ったりバーに行ったりして色々な女性に声を掛けているものの、なかなか「お金目当て」ではない女性と出会えないと嘆いているようです。

何事でも同期と競う男性は、幸福度が低い

金融業界で働く男性の中には、闘争心や上昇志向が強く「誰より先に出世してやる」と意気込んでいる人も少なくありません。ある証券会社で働くEさんは、そういう男性に辟易していると言います。「同期の男性同士で切磋琢磨して成長していく、というのならいいですが、実際はそうではない」と話します。

Eさんの職場では、闘争心が強く出世したがる人ほど人の足を引っ張るような言動が多かったり、本質的ではない部分で揚げ足を取ったりして、「誠実に仕事をしていない」と感じることが多いのだそう。さらに彼らは他人の出世や昇給昇格などに敏感なので、人事発令が出るたびに「納得できない」とか「なんでアイツが?」と文句を言うのだと言います。

そういう男性ばかりであるため、Eさんを含めた同期の女性たちは「うちの会社の男性とは付き合えない」と口をそろえて言うのだと教えてくれました。確かに、成長するためではない足の引っ張り合いは無駄でしかありませんよね。

そんな生活をしているからか、同期の男女で飲みに行くと楽しそうにしている女性たちと、グチばかり言っている男性という対比になるのだとEさんは嘆いていました。「そういう男性を見ると幸福度が低いんだろうなと思う。女性のほうが仕事も家事も育児もしながらでも楽しそうに見える」と苦笑いでした。

まとめ

いかがでしたか。お金目当ての恋人に裏切られたり、出世レースが気になって仕方がなかったりすると毎日がちょっと大変ですよね。今回は金融業界にはそういう人が多いのではないかという話でしたが、実はあなたの周りにもいるかもしれません。あなた自身も幸せになれるように、参考にしてみてくださいね。

大塚 ちえ