5. 【老後破綻を防ぐために】家計を安定させる3つのポイント
老後の生活を安定させるためには、早い段階から家計のバランスを意識することが重要です。
本章では、現役のうちから意識しておきたい家計を安定させる3つのポイントについて紹介します。
5.1 1.収入と支出のバランスを整える
将来の暮らしを安定させるには、働いているうちから収入と支出の状況を正確に把握し、身の丈に合った生活を維持することが大切です。
収入が増えても同時に支出が膨らんでしまえば、老後に向けた十分な準備は進みません。
まずは固定費を中心に家計を見直し、無理なく貯蓄を続けられる仕組みを作っておくことが、将来の安心につながります。
5.2 2.将来の支出増を見据えた備えをする
高齢になると、医療費や介護費など見通しにくい出費が増えるおそれがあります。
こうした事態に備え、現役のうちから余裕資金を確保し、長期的な資金計画を考えておくことが大切です。
計画的に資産を積み上げていく姿勢が、老後の生活を支える基盤となるでしょう。
5.3 3.収入源を複数持つ意識を持つ
退職後は収入が限られるため、働いているうちから収入の柱を複数持つ意識が重要になります。
副業や資産運用などを無理のない範囲で取り入れておけば、年金以外の収入を確保できる可能性が高まります。
このような準備を進めておくことが、将来にわたって安定した家計を維持する支えとなるでしょう。
6. 70歳代の家計実態から見える老後生活のポイント
本記事では、70歳代の平均貯蓄額をはじめ、年金の受給額や生活費の実情を公的データをもとに整理し、老後の「一般的な家計像」について見ていきました。
70歳代の平均的な家計収支を見ると、年金収入だけでは生活費をまかないきれず、貯蓄を取り崩して補う必要が生じるケースも少なくありません。
老後を安定して過ごすためには、現役のうちから収支の管理や資産づくりを意識し、自分の世帯状況に合った準備を進めておくことが大切です。
将来の不安を和らげるためにも、早い段階から家計を見直しておくことが安心につながるでしょう。
参考資料
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
川勝 隆登