高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが2025年に行った「中高生の教育費負担実態調査」の内容についても一部ご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2026年4月・5月締め切り」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・2026年5月締め切りの奨学金】公益財団法人国際医学教育財団 「公益財団法人国際医学教育財団奨学生(2026年度)」
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公益財団法人国際医学教育財団は、定款第3条に定めるとおり「医学・医学検査・研究・教育に関わる有能な人材を育成するために必要な事業を行い、もって高度医療社会に寄与することを目的とする。」公益財団法人です。
1.1 【返済不要・2026年5月締め切りの奨学金】公益財団法人国際医学教育財団 「公益財団法人国際医学教育財団奨学生(2026年度)」
【対象の課程】大学,大学院,専修学校
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】ー
【申込み期間】2026年3月11日(水)~2026年5月13日(水)まで(消印有効)
【支給人数】8名
【支給金額/人】年額30万円
【支給期間】2026年4月1日から2027年3月31日まで
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能(他の奨学金との併給は支障ありません)
【専攻分野】医学・薬学・看護・介護
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】
(1) 公の機関から設置認可されている日本国内外の医学・薬学・看護・介護等の大学、大学院及び専門学校等の教育機関に 2026 年度(2026 年4月1日〜2027 年3月 31 日)、の期間を通じて在籍されている方とします。尚、過年度、応募頂いた方でも、今年度、前述の定義に適合する場合は応募可能です。卒業準備・国家試験等で多忙な最終年次の方や実習の増える年次の方もご応募の対象です。
(2) 当財団と直接の利害関係のない方とします。(誓約書の提出が必要です。)
【募集団体】公益財団法人国際医学教育財団
【奨学金概要】公益財団法人国際医学教育財団 2026年度奨学生募集要項
2. 【返済不要・2026年4月締め切りの奨学金】一般財団法人上田記念財団 「上田記念財団第17期大学学部・大学院修士課程奨学生(2026年度)」
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上田記念財団の設立は、土木や建築の分野を学ぶ学生を育成し構造物の長寿命化に関する研究に助成することで、
膨大な構造物の補修・補強の時代に対応していくという考えに基づいたものです。
2.1 【返済不要・2026年4月締め切りの奨学金】一般財団法人上田記念財団 「上田記念財団第17期大学学部・大学院修士課程奨学生(2026年度)」
【対象の課程】大学,大学院
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2026年4月30日(木)
【支給人数】ー
【支給金額/人】144万円(月額6万円)
【支給期間】原則として2年間
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】土木工学
【専攻分野の詳細】学部3年生または大学院修士課程1年生に進学する者
【資格・条件】
1) 土木工学系の学生であること
2) 学部3年生または大学院修士課程1年生に進学する者であること
3) 応募時の年齢が以下の範囲であること
①大学学部3年生は年齢23歳未満の者
②大学院修士課程1年生は年齢25歳未満の者
4) 財団の奨学生行動基準を守ることができること
【募集団体】一般財団法人上田記念財団
【奨学金概要】上田記念財団の奨学金(令和8年4月)
いかがでしたでしょうか。
「2026年4月・5月締め切り」の返済不要の奨学金をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【中高生の教育費負担実態調査】卒業・新入学、入学後に就学のためにかかった費用は高校1年生の「制服」で8万621円
奨学金は、大学生や大学院生、大学進学予定の学生に給付される場合が多くあります。
しかし、中学校や高校の入学や、入学前後にも多くに費用がかかります。
子ども支援の国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下セーブ・ザ・チルドレン)は、経済的や生活上の困難がある世帯を対象に、中学・高校の入学に関わる費用の一部を支給する「子ども給付金 ~新入学サポート 2025~」を実施しました。
本給付金の利用世帯に対し、中学・高校の卒業・入学にかかった具体的な費用や、政府への要望に関するアンケート結果をまとめた報告書を、2025年10月末に発表しています。
アンケートは2025年8月に実施。本調査では、卒業・入学にかかる費用が前年より高額化傾向にあり、授業料以外に家計を圧迫する私費負担の実態が見えてきました。
なお、本調査は、経済的に困難な状況にある全国46都道府県の保護者(大半がひとり親世帯・女性)436人と、中高生148人から有効回答を得ています。
「卒業・新入学(入学式まで)にかかった費用」についてのアンケート結果では、高校1年生の「制服」にかかった費用の平均額が8万621円です。
また調査した「制服代」「卒業アルバム代」「教科書・教材費」 「パソコン・タブレット代」全項目において、2024年度の調査より金額が上昇しており、特に制服代は中1、高 1 どちらも約1万円増加していました。
また、「卒業・新入学時に必要な支援」についてのアンケートでは、保護者の67.7%、中高生の73%が「制服・運動着などを安く買えるようにすること」と回答しています。
ほかには「学校に必要な教科書や副教材は学校が用意すること」「学校指定品をなくして、安い商品を選べるようにすること」も半数以上が選択する結果となりました。
奨学金制度は、大学生を主な対象としている場合が多いですが、経済的な困難を抱える家庭にとって、中学生や高校生の制服代や学用品費といった教育費の負担も無視できない大きな問題となっています。
参考資料
長島 迪子