来る人数が直前まで分からずお弁当の準備に困る

運動会のお昼は家族一緒にお弁当を食べる、楽しいひと時でもあります。筆者も事前に大量の唐揚げを揚げて冷凍保存し、翌朝レンジで温め直しをするなど、準備をして臨んでいます。

自分の家族だけならまだしも、祖父母や親戚が顔を出すとなると用意する量も増えます。しかも「用事が済んでから顔を出す」など言われると「昼は一緒に食べるの?」と悩んでしまうケースもあります。特に、夫側の親戚だとダイレクトに「来るのかどうかハッキリしてほしい」とは言いにくものです。

筆者の知人であるAさんは、2年前の運動会で旦那さんの弟夫妻が3歳の子供を連れて顔を出すと言っていたので、子供用のデザートなども準備して当日を迎えたそうです。しかし、10時ごろに「やっぱり行かない」との連絡があり、1家族分のお弁当が無駄になったとこぼしていました。

あえて仕出し弁当やピザ宅配を利用している家族もいる

上記のAさんのような事態もあるので、あえて仕出し弁当を注文する家庭も。「当日のおにぎりやデザートは用意するけど、おかずは事前に注文します」と宣言しておくと、親戚側も態度をはっきりさせるというメリットがあります。その場のノリで「行けたら行く」という言葉をなくすためには、効果的な方法かもしれません。

当日の人数に対応できるよう、ピザ宅配を頼んでいる家族もいるので「運動会の昼=手作り弁当」の流れは年々変わっている印象を受けます。

まとめ・子供の成長を見るのが運動会の目的

一昔前とはちがい、運動会はもはや親戚一同も足を運ぶ大イベントになっています。楽しい行事なのには変わりはありませんが、場所取りやお弁当問題など一歩間違えればトラブルを引き起こしかねません。

心配な場合は、場所取りのルールを学校側に確認したり、先輩ママさんに聞いてみるのが無難です。一方、お弁当内容も見直し、負担のかからないよう工夫をして運動会当日を迎えましょう。

運動会は子供の成長や頑張る姿を見ることが第一の目的です。その原点を忘れず、マナーを守って観戦することがなによりも大切ではないでしょうか。

中山 まち子