4. 住民税非課税世帯が受けられる「優遇措置」がある?
住民税非課税世帯は、税金がかからないという点にとどまらず、暮らしを下支えする複数の「優遇措置」を受けやすい立場にあります。
たとえば、国や自治体が行う各種給付金・支援金では、非課税世帯が対象として優先的に位置づけられるケースが多く見られ、物価上昇などを背景に、臨時的な給付が実施されることも珍しくありません。
さらに、医療や介護に関する負担も軽減される仕組みが整えられています。
医療費の自己負担割合が低く抑えられるほか、高額療養費制度では自己負担の上限額が低水準に設定されており、急な通院や入院時の出費を抑えやすくなっています。
加えて、国民健康保険料や年金保険料が減免される場合もあり、家計における固定費の軽減につながります。
このほか、保育料の軽減や高校・大学の授業料減免など、自治体ごとに独自の支援策が設けられていることもあります。
内容や条件は地域によって異なるため、利用可能な制度を確認し、早めに手続きを行うことが重要です。
では、こうした優遇措置の対象となる「住民税非課税世帯」とはどのような要件を満たす世帯なのか、次章で確認していきましょう。
5. 【要件】住民税が非課税になる「3つの条件」とは?
では、住民税が非課税となる条件を具体的に見ていきましょう。
次のいずれかに該当する場合、住民税は課されません。
- 生活保護を受けている
- 障害者、未成年者、寡婦(夫)、ひとり親で、前年の所得が135万円以下である
- 前年の所得が各市区町村の基準を下回る
なお、1と2の条件は全国共通ですが、3に該当する所得基準については、自治体ごとに細かな違いがある点に留意が必要です。