乱高下のトヨタ自、大暴落のヤマハ発。日経平均株価は大幅3日続落

【東京株式市場】 2019年5月8日

株式市場の振り返り-日経平均株価は大幅3日続落、米中貿易摩擦懸念は根深く

2019年5月8日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,602円(▲321円、▲1.5%) 大幅3日続落
  • TOPIX 1,572.3(▲27.5、▲1.7%) 大幅3日続落
  • 東証マザーズ株価指数 940.7(▲12.9、▲1.4%) 6日ぶり反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:287、値下がり銘柄数:1,804、変わらず:49
  • 値上がり業種数:0、値下がり業種数:33
  • 年初来高値更新銘柄数:29、年初来安値更新銘柄数:282

東証1部の出来高は14億9,623万株、売買代金は2兆7,476億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。米中貿易摩擦の再燃が懸念される中、前日に続き利益確定売りが優勢となりました。また、決算発表後の銘柄に対する売買も膨らんだことから、売買代金は3兆円を割り込んだものの、相応の水準を確保しています。

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そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。ただ、後場の半ばには一時▲408円安まで下落しましたが、その後は徐々に下げ幅を縮小する展開となりました。それでも、結局は大幅3日続落で引けています。

なお、TOPIXも同じような値動きで3日続落となりましたが、下落率は日経平均株価よりやや大きくなりました。

東証マザーズ株価指数は6日ぶり反落、売買代金は3日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は5,027万株、売買代金944億円となり、いずれも前日より減少しました。薄商いという状況ではありませんが、個人投資家の様子見スタンスが強まった結果、売買代金は3日連続で1,000億円を割り込んでいます。

また、一部主力銘柄が利益確定売りに押された結果、株価指数も6日ぶりの反落となりました。再び1,000ポイントの大台復帰を目指すのか、個人投資家の物色意欲の回復次第となりそうです。

ローソンや高島屋が年初来安値を更新、ヤマハ発動機は一時▲15%安に迫る暴落

個別銘柄では、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、ダイキン工業(6367)など株価指数寄与度の高い大型株が大幅安となり、前日に年初来高値を更新した花王(4452)や資生堂(4911)も揃って大幅下落となりました。

また、小売株も総じて下げがきつく、ローソン(2651)、高島屋(8233)、しまむら(8227)、ニトリホールディングス(9843)、良品計画(7453)などが年初来安値を更新しています(注:ローソンの終値は上昇)。

その他では、前日にQ1決算発表を行ったヤマハ発動機(7272)が、2桁減益を嫌気されて一時▲15%安に迫る大暴落となったのが目を引きました。

なお、取引時間中に決算発表を行ったトヨタ自動車(7203)は、発表直後の乱高下を経て終値は小幅安となっています。

一方、ファーストリテイリング(9983)が逆行高となり、リクルートホールディングス(6098)も堅調に推移しました。また、ZOZO(3092)が連日の急騰になったことが注目を集めましたが、目立った上昇銘柄は限定的だったようです。

新興市場(東証マザーズ)では、前日にストップ安となったジャパンインベストメントアドバイザー(7172)が▲16%超安となる連日の大暴落で引けました。また、ZUU(4387)も取引時間中に年初来安値を更新しています(終値は上昇)。一方、串カツ田中ホールディングス(3547)は値を上げて年初来高値を更新しました。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。