たとえば、「○○のケーキって、美味しいよね。○○さんは、何味が好き?」と尋ねられたとき、あなたはどんなふうに回答していますか?
もし、「美味しいですよね! 私はイチゴのショートケーキが好きです。○○さんは、何味が好きですか?」などと回答しているようなら、自ら会話を弾ませています。
まず、「美味しいですね」という回答は、相手の「美味しいよね」に賛同していますので、相手は「私と同じように美味しいと感じている」「味覚が同じ」と感じてしまいます。
また、「何味が好きですか?」と尋ねることは相手の意見や回答を求めることになり、相手に興味を持っていると誤解を与えかねません。シンプルに、「イチゴのショートケーキですね」と、答えのみを伝えるようにしましょう。
SNSの投稿を控える
距離を置きたいと考えている上司や同僚とSNSでつながっている場合には、SNSの投稿を控えるというのもひとつの手段です。
共通の話題があると、どうしても話しかけやすくなります。相手がSNSを見ている場合、「昨日アップしてた水族館、楽しそうだったね」「あのケーキ、どこで買ったの?」など、話題が振りやすくなるのです。そのため、SNSを控え、「最近アップしてないよね」と聞かれても「このところ忙しくて」などと答えるようにします。
ただし、上司や同僚とつながっているSNSは放置して、もうひとつ別にアカウントを作ったり、友達のSNSに頻繁にカキコミしたりするのは避けたほうが無難です。
SNSでは、いつ誰と誰がどのようにつながっていくかわかりません。「忙しいからアップしてない」と言っていたのに、別のアカウントでは毎日のように投稿しているとわかれば、相手が気分を害することは間違いないでしょう。
まとめ
強引な上司や友達、そして気を使わなくてはいけない人付き合いに溜め息をつきながらも、職場の雰囲気や周囲との関係を壊したくないからと我慢している人も少なくないようです。そんな場合は、今回紹介した「嫌われずに距離を置く方法」を参考にしながら、メンタルが崩壊する前に適切な距離を保ってくださいね。
山内 良子