子育て中は、感情的になることが1日に何回も起こりますよね。乳幼児のお世話は思い通りにいかないことばかりだし、子どもは感情の生き物。ついつい親も引きずられて、感情的になってしまいがちです。
それでも、同じことを何十回も繰り返すと次第に慣れてきて、自分の感情をコントロールできるように。それに気付いたのは、1歳の長女が続けて2回味噌汁をこぼしたときに「よく怒らないね。俺にはムリ」と夫に言われたことでした。
とにかく体を動かせば時間とエネルギーのロスが減る
3人の子どもを育てる筆者は、1人目のときからお茶や味噌汁は何十回、何百回とこぼされてきました。
その都度「こぼさないで」と怒ったり、「も~疲れてるのに」と溜息をついたり、「布巾を持ってきて→こぼした味噌汁を片付け→子どもを着替えさせ→脱いだ衣類を片付け→味噌汁をくみなおし→また食べさせる」という工程を頭で描いては呆然としたり...。
こぼさないように工夫するものの、絶対にこぼさないという子はいません。同じことを何十回と繰り返す中で、次第に「何も考えず、さっさと行動するのが一番ラク」と気付きました。
子どももわざとこぼしてはいないので、こぼした時点で「しまった!」と思っています。そこで怒っても、余計落ち込ませるだけでしょう。また、「アレもコレもしなきゃ」と頭の中で思い描いても、今度は自分が落ち込むばかり。その分エネルギーも使いますし、時間もロスします。
今では「気を付けてね」と注意した後、意識的に何も考えず体を動かしてサッサと片付けてしまいます。そうすることで時間とエネルギーのロスを防いでいます。
その分、他に時間とエネルギーを使わねばならないことが山ほどあるのも、また育児ですよね。ちなみに上の子たちには自分で片付けてもらっています。
感情を発散させてしまえば気分が切り替わる
子どもはよくグズります。特にイヤイヤ期や寝る前、お腹が空いたとき、自分の思うようにできないときは大騒ぎでしょう。