3. 「持ち帰りなら8%」「レシートのどこが変わった?」消費税、きほんのしくみ
消費税は、商品の購入やサービスの提供に対して広く公平に課税される税金で、私たちが日々の暮らしで最も身近に感じるものです。この税金は最終的に消費者が負担しますが、実際に計算して国へ納めるのは、代金を預かった事業者(お店や会社)が行います。
3.1 生活を支える「軽減税率」
現在は、標準の「10%」のほかに、日用品の負担を軽くするための「8%(軽減税率)」が導入されています。
対象となるのは、お酒や外食を除く「飲食料品」や、定期購読の「新聞」などです。例えば、同じ食べ物でも「店内で食べる(外食)」なら10%、「持ち帰り(テイクアウト)」なら8%といった区別があります。
3.2 正確に計算するための「インボイス制度」
複数の税率が混在すると計算が複雑になるため、ミスを防ぐしくみとして始まったのが「インボイス制度」です。
お店が発行する請求書やレシートに、登録番号や「どの品目に何%の税金がかかっているか」を明記することが義務付けられました。 このインボイス(適格請求書)があることで、売り手と買い手の双方が、支払った税額を正しく確認できるようになっています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)