6. まとめ
今回は70歳代の貯蓄や年金、生活費に関するさまざまなデータを見てきました。平均値だけを見ると大きな金額に感じられるかもしれませんが、より実態に近い中央値や、貯蓄が少ない世帯も一定数いるという事実を知ることで、ご自身の状況を客観的に捉えられたのではないでしょうか。
老後の生活では、年金収入だけでは赤字になるケースも少なくありません。また、年齢を重ねるにつれて医療費の負担が増えていくことも現実です。大切なのは、現在の家計状況を正確に把握し、将来の支出に備えておくことです。
春は、家計の見直しやライフプランの再設計にぴったりの季節です。この記事をきっかけに、ご夫婦で将来のお金について話し合ったり、専門家に相談したりするなど、具体的な一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。少しでも安心して豊かなシニアライフを送るための準備を、今から始めていきましょう。
参考資料
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」
- 厚生労働省「年齢階級別1人当たり医療費(令和4年度、医療保険制度分)」
東大森 勝太