1.  NISAで「金の投資信託(ゴールドファンド)」を選ぶ3つのメリット

金は、先行きが不透明な情勢でも価値が保たれやすいことから、「有事の金」と呼ばれてきました。

株式や債券と違い、金そのものに価値がある実物資産であり、相場が荒れたときに資産全体のクッションとして機能しやすい点が特徴です。

「金(ゴールド)」への投資方法はさまざまあります。そんな中、本記事で「投資信託」に焦点を当てる理由は、「NISAを活用できる」&「少額から積立投資が可能」だからです。

ETFもNISAで運用可能ですが、購入単位に端数が出たり、分配金の再投資に手間がかかったりと、少し中級者向け。一方、投資信託なら、一度設定すれば手間なく「金の積立」を続けられます。

それでは、NISAで金のファンドを選ぶ具体的な3つのメリットを見ていきましょう。

1.1  NISAで運用益が非課税になる

純金積立(現物)で得た利益には、通常、譲渡所得として税金がかかります。銀行などで提供されている「金投資口座」を通じた投資で現物の受け渡しがない純金投資については、一律20.315%(所得税および復興所得税15.315%、地方税5%)の税率による源泉分離課税となります。

一方、NISA口座で「金の投資信託」を購入すれば、どれだけ値上がりしても売却益は非課税です。

1.2 手数料(コスト)が低い

純金積立は、購入時に2~3%程度の手数料がかかることが一般的です。

一方、ネット証券などで「金」のインデックスファンドを買えば、購入手数料は無料(ノーロード)、保有コスト(信託報酬)も年率0.1~0.2%程度とコストを抑えられます。

1.3  少額から積立投資を始められる

金の投資信託は、NISAの「成長投資枠」を使って積み立てることができます。月々1000円といった少額から設定できるため、初心者でもハードルが低いのが魅力です。

※2026年1月現在、NISAつみたて投資枠の対象商品に「金」ファンドは含まれていません。