2. 政府が掲げる経済対策の枠組み「3つの柱」とは?
今回の経済対策は、日本経済をデフレ傾向から脱却させ、持続的な成長へつなげることを目指して策定されました。柱となるのは、次の3分野です。
2.1 生活の安全保障・物価高への対応
地域の状況に合わせた支援を強化するため、重点支援地方交付金の拡充が盛り込まれています。
冬場の電気・ガス代の負担軽減に加え、「子育て応援手当」もこの枠組みの一つです。
さらに、中小企業が賃上げしやすい環境を整える狙いから、公共事業などを通じた価格転嫁の促進も進める方針です。
2.2 危機管理投資・成長投資による強い経済の実現
AIや半導体、エネルギー安全保障、国土強靭化といった重点分野への投資を拡大し、日本経済の基盤を強める考えが示されています。
非正規雇用者を含む幅広い層へのリスキリング支援、さらにはNISA拡充による資産運用の促進もこの柱に位置付けられています。
2.3 防衛力と外交力の強化
安全保障面では、自衛隊員の処遇改善や装備体制の整備を進める方針です。
同時に経済外交にも力を入れ、日米戦略的投資イニシアティブ(総額約80兆円)の履行や企業支援など、国際的な経済連携の深化を図ります。
著者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険募集人。証券会社で約8年間、株式や投資信託、生命保険等の販売に携わる。退職後はフリーライター兼個人投資家として活動。金融ジャンルの記事を中心に執筆しつつ、日々のマーケット動向も注視している。
監修者
LIMO編集部銀行出身者チームは株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、メガバンクや地方銀行などの大手金融機関にて、資産運用相談や融資業務の経験を積んだ「元銀行員」の編集者が中心となり構成されている、金融専門のライティングチームです。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍しています。
LIMO編集部銀行出身者チームには株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)出身の石津大希など、資産運用アドバイザーとしての実務経験を有する編集者が在籍しており、各編集者がファイナンシャル・プランナー(FP)として、シニア層から富裕層まで幅広い層の相談に対応してきた点が強みです。
金融機関での勤務経験年数はチーム合計で20年超。表彰歴を持つ編集者も多数在籍しています。国税庁や金融庁など官公庁の公開情報をもとに、豊富な経験と知識を有するプロフェッショナル集団が、読者に正確で実践的な情報をお届けします。
【主な取り扱いテーマ】厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修を行っています。(最新更新日:2026年1月9日)