3. 電気代のプランで市場連動型プランを避けるべき理由
市場連動型プランとは、電力・ガスの卸売市場価格に応じて毎月の料金単価が変動する料金体系です。日本卸電力取引所(JEPX)などの取引価格を基準に、30分単位で変動する市場価格が直接反映されます。
市場価格が安定している時期は、従来の固定料金プランより電気・ガス代を抑えられる可能性があります。特に需要の少ない春・秋などは割安になるケースもあり、短期的なコスト削減が期待できます。
しかし、料金の予測が困難というデメリットは無視できません。2021年1月には寒波による需要急増で市場価格が高騰し、通常の10倍以上の料金を請求された事例も発生しました。家計管理が難しくなり、突発的な市場変動で想定外の高額請求を受けるリスクがあります。
また、燃料価格の高騰や供給不安が生じた際、固定料金プランと比べて料金上昇幅が大きくなる傾向があります。家計に与える影響を抑えるためにも、市場連動型プランは割けたほうが無難です。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)