新しい年が始まり、冷たい空気の中にも春の気配が感じられるようになりました。
ガーデニングを愛する方々にとっては、心躍るシーズンの到来を前に、どのような花を迎えようかと計画を練る楽しい時期ではないでしょうか。
特に「家の顔」ともいえる玄関は、美しい草花で彩ることで、住まう人はもちろん、訪れる人の心も和ませてくれます。昨年は手に入れられなかった憧れの品種や、育ててみたかった新しい花に挑戦するのも、この時期ならではの醍醐味です。
今回は、春の玄関先をひときわ美しく演出してくれる、主役級の多年草と一年草を7種、参考価格とともにご紹介します。
それぞれの植物が持つ個性と魅力を知り、あなただけの特別な寄せ植えをつくってみませんか。
※植物の生育や管理のしやすさは、お住まいの地域の気候や日当たり、土壌条件などによって異なります。
1. 玄関を彩る春色の寄せ植え《主役候補の多年草》4選
一度植えれば、毎年美しい姿を見せてくれる多年草。季節の巡りと共に成長し、年々株が充実していく様子は、植物を育てる大きな喜びを感じさせてくれます。
まずは、春の寄せ植えの主役にしたい、おしゃれでかわいい多年草から見ていきましょう。
1.1 オステオスペルマム
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Vladimir Arndt/shutterstock.com
マーガレットにも似た端正な花姿でありながら、より多彩な表情を見せるオステオスペルマム。光沢のある花びらが特徴です。
近年では、シックなアンティークカラーや、花びらの形がスプーンのようにユニークな品種も登場し、モダンで洗練された雰囲気を演出したい場合に最適です。
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Altin Osmanaj/istockphoto.com
開花期が長く、冬から春にかけて次々と花を咲かせる生命力も魅力。寄せ植えの中心に据えるだけで、全体の印象をぐっと引き締めてくれます。
※参考価格:500円前後(3号ポット苗)
1.2 アネモネ
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Wirestock/istockphoto.com
吸い込まれるような深い色彩と、シルクのようになめらかな花びらが印象的なアネモネ。
レッド、ブルー、ホワイトといった鮮やかな花色が、春の訪れを力強く告げてくれます。凛とした一重咲きは潔い美しさを、幾重にも花びらが重なる八重咲きは息をのむほどの華やかさを持っています。
球根植物であり、多湿を避けて管理すれば、植えっぱなしでも翌年以降も花を楽しむことが可能です。そのドラマチックな存在感は、寄せ植えの中で確かな主役となるでしょう。
※参考価格:500円~700円前後(3号ポット苗)
1.3 ラナンキュラス
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薄紙を何枚も丁寧に重ねたような、繊細でゴージャスな花姿が魅力のラナンキュラス。柔らかなパステルカラーの品種が多く、その空間にあるだけで周囲の光まで優しく変えてしまうような力を持っています。
近年では、光沢のある花びらが特徴で、植えっぱなしでも毎年花を咲かせやすい「ラックスシリーズ」が特に人気を集めています。
過湿に注意すれば、長くその美しい姿を堪能できる、春を代表する花の一つです。
※参考価格:500円前後(3.5号ポット苗)
1.4 宿根ネメシア
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小さな花が穂のように集まって咲く宿根ネメシアは、寄せ植えに軽やかさと彩りを加えてくれる名脇役です。花色が豊富で、単色だけでなく、上下で色が違うバイカラーの品種もあり、組み合わせ次第で多彩な表現が可能です。
春らしい明るい色合いから、落ち着いた大人っぽいニュアンスカラーまで揃うのも魅力。
夏を除けばほぼ一年中開花し続けるほど花期が長く、玄関先がふんわりとやさしい雰囲気になりますよ。日当たりの良い場所で、多湿に注意して育てましょう。
※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)
2. 華やかさを添える。春色の寄せ植えを彩る「一年草」3選
ワンシーズンでその生命を全うする一年草は、その短い期間にエネルギーを凝縮させたかのような、鮮やかで豊かな開花を見せてくれます。
多年草と組み合わせることで、寄せ植えの完成度をさらに高めてくれる存在です。
2.1 パンジー・ビオラ
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冬から春のガーデニングに欠かせないパンジーとビオラ。春になり気温が上昇すると、その成長はさらに勢いを増し、株いっぱいに花を咲かせ、こんもりとした美しい株姿を見せてくれます。
品種改良が盛んで、シンプルな花色から、フリル咲きや複雑な色合いのアンティークカラーまで、その選択肢は無限大です。暖かくなると土が乾燥しやすくなるため、冬場よりも水やりの頻度に注意を払いましょう。
※参考価格:100円~600円前後(3号ポット苗)
2.2 デージー
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ポンポンのように丸く咲く小花が愛らしいデージーは、ヒナギクという和名でも古くから親しまれています。その純粋で明るい雰囲気は、見る人の心を弾ませます。
12月頃から苗が出回り始め、5月頃まで長く花が咲き続けます。草丈が比較的低いため、寄せ植えや花壇の手前に配置することで、全体のバランスを整え、奥行きを演出するのに役立ちます。
※参考価格:100円~300円前後(3号ポット苗)
2.3 ノースポール
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純白の花びらと中央の鮮やかな黄色のコントラストが美しいノースポール。冬から春にかけて旺盛に成長し、春本番には株からあふれるようにたくさんの花を咲かせます。
どんな色の花とも相性が良く、他の植物の美しさを引き立てる効果があります。茎が伸びて形が乱れてきたら、春先に株の3分の1程度を切り戻すと、再び整った姿で花を楽しめます。
※参考価格:100円~300円前後(3号ポット苗)
3. 春の玄関を彩る、洗練された寄せ植えの考え方
魅力的な花々を選んだら、次はそれらをどう組み合わせるかが重要です。ここでは、玄関先をより美しく見せるための「配色」と「配置」の基本的な考え方をご紹介します。
3.1 配色で印象をコントロールする
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LIMOガーデニング部撮影
春らしい華やかさを演出するなら、ピンクやイエロー、淡いブルーといった明るい色がおすすめです。同系色でまとめると統一感が生まれ、洗練された上品な印象に。
一方で、イエローとパープルのように反対色を組み合わせると、互いの色が引き立ち、生き生きとしたエネルギッシュな雰囲気になります。また、ノースポールのような白い花を基調にすると、清潔感が生まれ、他の有彩色の花をより際立たせることができます。
3.2 高低差で立体感を演出する
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syan/istockphoto.com
寄せ植えを美しく見せるコツは、植物の高さに変化をつけることです。苗を選ぶ際は、同じ高さのものばかりではなく、「高い・中間・低い」の3種類を意識すると、自然な立体感が生まれます。
一般的には、鉢の奥側に背の高い植物を、手前に低い植物を配置します。そして中間にボリュームのある植物を置くことで、奥行きのある豊かな表情の寄せ植えが完成します。
4. まとめにかえて
今回は、春のガーデニング計画の主役となる、魅力的な多年草と一年草をご紹介しました。
冬の間にじっくりと計画を立てることで、春になったときに理想の苗と出会いやすくなります。
ぜひ、この記事を参考に、あなただけの特別な春の玄関をデザインしてみてください。植物と向き合う時間は、きっと心豊かなひとときをもたらしてくれますよ。
5. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?11/12
出所:LIMO編集部作成
さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
※分類には諸説あります。
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