子供の塾選びをする時、月謝を気にする親も多いはずです。安さを全面的に出している塾もあれば、家計に負担がかかるような高い塾もあります。塾という大枠の中で、どうしてそこまで違うのでしょうか。両者の違いを見ていきましょう。
月謝のベースは授業料と施設維持費
集団形式、個別形式ともに、毎月の授業料と光熱費代などの施設維持費が基本的に月謝となります。夏期講習などの季節講習会は普段の授業ではないので、別途申し込みをし支払いをします。また、レギュラーの月謝以外にも教材費を新調するたびに追加徴収されているのですが、この教材費が曲者なのです。
授業料は安く教材費が高いケースもある
”激安の月謝”を前面に出しているものの、使用する教材で利益を出そうとしている塾も中にはあります。あまり使わないような教材をどんどん買わせたり、金額に見合わない教材を売りつけようとします。
安さにひかれて入塾する前に、教材費など他の諸経費を確認しておき、トラブルを回避するのがベストです。塾の教材は市販品とは違い標準価格がないので言い値で売れます。「安いと思っていたのにトータルでは高い!」という事態にならないようにしましょう。
個人経営は全体的に経費を抑えて生徒を獲得している
地元密着型の個人塾では、塾長が「家計の負担にならない月謝で勉強する機会を与えたい」と理想を掲げているケースもあります。そういった塾は地元の親から支持されて毎年生徒が途切れなく入会しています。
副教材には塾長がコピーしたプリントを使用するなど、余計な費用が掛からないように配慮するケースが多く、中学生向けの定期テスト対策も無料や安価で実施するなど、親目線を忘れません。
ただし、地域トップの学校に強いのは大手の塾というのは全国的に見られる傾向なので、トップよりミドル層以下の生徒が集まります。
高い月謝に隠された意味とは
一方、月謝の高い塾はどうして強気の料金設定なのでしょうか。
安い塾から移ってきた生徒に理由を聞くと・・・
筆者は比較的月謝が高めの塾で仕事をしていました。仕事をしていた当時、激安塾や季節講習会無料などをうたう塾が進出してきてので、「どういった違いがあるのだろう?」と疑問に思ったものです。