「しつけのために厳しく叱るべき」と考える方もいるかもしれませんが、「厳しければいい」とも言い切れません。児童精神科医の佐々木正美氏は、「強制の強すぎるしつけは、自律をさまたげる」(『子どもへのまなざし』福音館書店)とも述べています。

勉強やスポーツ、仕事などさまざまな場面では、自分を律する「自律心」が重要になります。しかし、厳しいしつけによって他人にコントロールされるのは「他律」。自律を促すためには、「子どもができるようになるのを待っていてあげる」視点が求められるでしょう。

まとめ

こだわりの教育方針のもとで育児をしているママに、「それはおかしい」と指摘するのも気が引けてしまいますよね。実際に注意してトラブルになったママもいることから、子育ての考えが合わない人とは距離を置いたほうが無難かもしれません。また、「うちの子には遠慮なく叱ってね」というママ以外は、少し様子をみておきましょう。

LIMO編集部