5. 今回のインフレと金投資のポジティブな見通し
今回のインフレは、各国政府による景気を支えるためのマネーサプライの増加と、債務者としてのインセンティブという構造的な要因があり、こうした背景から物価上昇は簡単には収まりにくいと考えられます。
インフレに強い金は、資産保全の役割を果たす実物資産として魅力的です。また、現在の金価格も、過去の状況や他の指標との比較、中央銀行の購入意欲を見ると、金投資はまだポジティブに考えて良い状況にあると言えるでしょう。
6. ポイントまとめ
・現在のインフレは、お金の量が増えすぎたことによるお金の価値の下落である。
・各国政府の債務構造により、インフレを抑える動機が弱い。
・金は、お金の価値下落時に資産保全に役立つ希少な実物資産。
・価格は上昇傾向だが、マネーサプライ比で極端な過熱感はない。
・各国中央銀行が金の購入を加速しており、需要を支えている。
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ミライド
執筆者
ミライド powered by モニクル総研
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「ミライド」は、モニクルグループのシンクタンクであるモニクル総研が運営する金融・経済YouTubeチャンネルです。証券アナリストの泉田良輔、木村敬子、ファンドアナリストの篠田尚子が研究員として在籍し、金融や経済ジャンルを中心に、ビジネス、テクノロジー、キャリア、ヘルスケア、スポーツに関わる話題などをアナリスト視点で深堀り解説します。データ分析やキーマンへのインタビューを通じて、ビジネスパーソンや一般投資家に役立ていただけるようなコンテンツを配信しています。(最新更新日:2025年12月5日)
監修者
京都大学文学部を卒業後、京都大学大学院文学研究科修士課程修了を経て、シティグループ証券、フィデリティ投信にて証券アナリストとして勤務。証券アナリスト時代はヘルスケア、小売、金融、半導体製造装置、テクノロジーなど様々な業界の産業分析、企業分析を担当。その後、Googleの広告営業部にてインダストリーアナリストとして営業チームの営業戦略立案やEコマース業界や旅行業界の顧客へのデジタルマーケティング提案に従事し、金融業界や消費財、化粧品、ラグジュアリー業界担当の営業チームの統括部長を歴任。2024年4月に、株式会社モニクルに参画し、同社執行役員 経営企画室長に就任。
モニクル総研では、金融業界でアナリストとして様々な産業分析、財務分析をしてきた経験、テクノロジー業界での実務経験、経営企画領域の担当経験や社外取締役の経験を元に、金融、投資、テクノロジー、コーポレート領域を中心にレポートを執筆。
カッパ・クリエイト株式会社 社外取締役。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。