2. 重点支援地方交付金の活用例:住民税非課税世帯などへの現金給付を行う自治体

物価高騰への対策として、国から各自治体へ「重点支援地方交付金」が交付されました。

この交付金の具体的な使い道は、各自治体の判断に委ねられています。

国として全国民へ一律の現金給付は行われませんでしたが、この交付金を財源として、自治体によっては「市民全員」や「住民税非課税世帯」を対象とした現金給付を実施するケースが見られます。

2.1 東京都世田谷区

世田谷区では、国からの給付金に区独自の支援を上乗せする形で対応しています。

国が決定した子ども1人あたり2万円の給付に、区が独自に1万円を追加し、合計で3万円を支給する方針です。

2.2 東京都練馬区

練馬区では、特定の条件に該当する世帯への給付金が予定されています。

令和7年12月1日時点で練馬区に住民登録があり、以下のいずれかの条件を満たす世帯に対し、1世帯あたり2万円が支給されます。

  • 住民税非課税世帯
    世帯員全員の令和7年度住民税均等割が非課税である世帯
  • 児童扶養手当受給世帯
    練馬区から令和8年1月支給分の児童扶養手当を受給した世帯
  • 家計急変世帯
    令和7年1月以降、予期せず収入が減少し、令和7年度分の住民税が課されている世帯員全員の年間所得額が住民税非課税相当となった世帯

このほかにも、市内の店舗で利用できるプレミアム付き商品券の発行や、高齢者向けにギフト券を交付するなど、重点支援地方交付金の活用方法は自治体によって多岐にわたります。

次章では、給付金の対象となることが多い「住民税非課税世帯」の基準について解説しますので、参考にしてください。