2. 【最新の貯蓄事情】70歳代シニアの「平均貯蓄額」はいくら?
金融経済教育推進機構が12月に公表した「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」によると、70歳代・二人以上世帯の平均貯蓄額は以下の結果となりました。
- 平均:2416万円
- 中央値:1178万円
平均値は、一部の高額な貯蓄世帯の影響を受けやすいため、実態を把握するうえでは中央値のほうが現実に近い指標といえます。
70歳代の二人以上世帯における貯蓄額の中央値は「1178万円」となっています。
平均値と中央値に1000万円以上の差がある点から、シニア世帯の貯蓄額には大きな偏りがあり、二極化が進んでいることがうかがえます。
では、70歳代で「貯蓄3000万円以上」を保有している人は、どの程度いるのでしょうか。
2.1 【70歳代】貯蓄3000万円以上の人は2割超!シニアの「貯蓄割合」を見る
J-FLEC(金融経済教育推進機構)の同調査によれば、70歳代・二人以上世帯の貯蓄保有状況は次のとおりです。
- 金融資産非保有:10.9%
- 100万円未満:4.5%
- 100~200万円未満:5.1%
- 200~300万円未満:3.7%
- 300~400万円未満:3.9%
- 400~500万円未満:2.9%
- 500~700万円未満:6.4%
- 700~1000万円未満:6.7%
- 1000~1500万円未満:11.1%
- 1500~2000万円未満:6.7%
- 2000~3000万円未満:12.3%
- 3000万円以上:25.2%
- 無回答:0.6%
70歳代の二人以上世帯を見ると、貯蓄が500万円未満にとどまる世帯が約3割である一方で、3000万円以上を保有する世帯もおよそ4分の1を占めています。
この分布からは、老後資金に十分な余裕を持つ世帯と、そうでない世帯との開きが明確です。
平均的な数値だけを見ていると老後の準備が進んでいるように感じられますが、実際には貯蓄額には大きなばらつきがあることが分かります。
次章では、十分な貯蓄がなくても、老後の暮らしを年金収入のみで維持できるのかを考えてみましょう。
