「お金持ちになって、ゆとりある生活がしたい」と願っているだけでは、なかなか状況は変わらないもの。お金持ちに近づくには、彼らの行動や思考を参考にすることがおすすめです。

では、お金持ちの人の行動や考え方には、どんな特徴があるのでしょうか。

資産管理を徹底している

自分の資産状況を把握し、「何年後までにいくら増やす」と目標を立てていると、無駄遣いを減らす意識が高まります。貯蓄を優先的に考えるようになるので、よりお金が貯まりやすい状況になるでしょう。

最新情報を手に入れる

現在の流行や今後の見通しに目を向けていると、周囲より一歩早くビジネスをスタートできます。また、株式投資や不動産投資をしているお金持ちは、世界の経済状況や企業の業績をいつもチェックしています。

このように、ビジネスや投資で成功するには、情報を取り入れることが非常に重要なのです。まだ投資運用に手を出していない人も、経済ニュースに触れているうちに、資産運用で貯蓄を増やせるきっかけを得るかもしれません。ちょっとした隙間時間を利用し、常に最新情報に目を向けておきましょう。

より高い目標をもつ

例えば、年収2,000万円を目標に掲げていると、自分のなかでの上限が年収2,000万円になってしまいます。また、「年収2,000万もある人は、限界まで働いているのだろうな」と勝手に思い込んでしまうことも考えられます。

このような発想では、いつまでも年収2,000万円に到達することはできません。もっと高い目標を目指すことで、途中経過に2,000万円があることが見えてくるのです。

「これはしてはいけない」と決めつけない

ビジネスで成功するには、途中の軌道修正や撤退など、状況に応じた判断をすぐに行なうことが重要です。ベストな引き際を見抜くことで、損害を最小限に抑えたり、現状を改善したりできるのです。

その一方、「途中で諦めてはいけない」と決めつけていると、ダメな時にはどんどん負債が増えていく危険があります。あまり自分を締め付けすぎず、臨機応変に対応できるよう心がけましょう。

お金が集まりやすい場を好む

お金は、お金があるところに集まります。リッチな人が集まる場では、ビジネスや投資に関する耳寄りな情報が多く登場します。その情報を交換することによって、よりお金を生み出す流れができるのです。異業種交流会やビジネススクールなどには、お金に対する意欲の高い人と出会うチャンスがあります。付き合う幅を広げ、お金を得やすい環境を整えておきましょう。

まとめ

日本で1億円以上の金融資産を持つ富裕層は全世帯の2%です。その富裕層は自分の資産状況や世界中のニュースなど、あらゆる情報を把握し、それを増やすために柔軟な対応をしていることが分かりましたね。「とりあえず今の年収より高く…」といったゴールではなく、思い切った数字を目標に掲げてみましょう!

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部