2. 「純金積立」のデメリットと注意点

「これだけ増えるなら今すぐ始めたい」と思った方も、以下の注意点だけは必ず押さえておきましょう。

  • 手数料と保管料: ネット証券などを選べば抑えられますが、年会費や買付手数料がかかる場合があります。
  • 利息・配当はない: あくまで「売却時の差益」を狙う投資です。
  • NISAは対象外(※一部ETFを除く): 純金積立そのものはNISAを使えません。
  • 5年以上の長期保有が「節税」のカギ: 金の売却益には譲渡所得税がかかりますが、5年を超えて保有すると課税対象になる利益が「半分」になるという大きな優遇があります。

「純金積立」は、短期間で利益を出すギャンブルではなく、5年、10年というスパンで「守りの資産」を育てる手法なのです。

3. まとめ

相場の格言では、2026年は「午尻下がり(うましりさがり)」といわれ、それまでの上昇の勢いが落ち着きやすい年とされています。しかし、一喜一憂する必要はありません。

むしろ価格が落ち着く時期は、積立投資家にとって「安く」「多くの量」を仕込めると考えると良いでしょう。

本記事のシミュレーションが示す通り、金の強みは「長期保有」と「ドルコスト平均法」の組み合わせにあります。

たとえ一時的に価格が下がっても、定額で買い続けることで購入単価は平準化され、5年、10年後には大きな実を結ぶ可能性が高まります。

2026年、新たな資産形成として「純金積立」を検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料

和田 直子